講座詳細情報
申し込み締切日:2020-04-16 / 自然科学・環境 / 学内講座コード:201054
風と旅する地中海
- 開催日
- 4月17日(金)~ 9月18日(金)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 7,500円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座内容】
この講座は「環境文化論」という学際分野です。テーマは最近の気候変動にともなう諸現象をノン・ジャンルの観点から考察することですが、「人間の歴史は自然の長期的な変化のもとで中期・短期的な人々の歴史が重ねられてきたのだ」というアナール学派的な歴史の考え方によって、気候変動の時代における、混沌とする人間の姿を皆さんと描けたらと考えています。
まず、地中海の自然を知るための手がかりとして、吹き渡る“風”をヨットの帆で受けるように各地を訪れ、各地の歴史や文化などを理解していきます。これが中期的な変化の歴史ですが、さらに具体的なクルージングの航海日誌にもとづいて短期的な変化についても理解します。ここでは、アドリア海を中心にした風にまつわる逸話、経験について紹介します.近年は各地の異常高温,台風なみの嵐の発生、ヴェネチアの高潮、そして異常高波など、気候変動の影響がみられますが、このような環境の長期的な変化によって予想される人々の将来像についても考察してみたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 4月17日(金) 地中海の環境…風土,気候.人々の暮らし…沿岸と山岳のくらし
第2回 5月15日(金) クルージングで訪れる地中海の街(その1)
第3回 6月19日(金) クルージングで訪れる地中海の街(その2)
第4回 7月17日(金) アドリア海の風,地中海の風
第5回 9月18日(金) 近年の地中海の気象・海象現象と気候変動との関係
この講座は「環境文化論」という学際分野です。テーマは最近の気候変動にともなう諸現象をノン・ジャンルの観点から考察することですが、「人間の歴史は自然の長期的な変化のもとで中期・短期的な人々の歴史が重ねられてきたのだ」というアナール学派的な歴史の考え方によって、気候変動の時代における、混沌とする人間の姿を皆さんと描けたらと考えています。
まず、地中海の自然を知るための手がかりとして、吹き渡る“風”をヨットの帆で受けるように各地を訪れ、各地の歴史や文化などを理解していきます。これが中期的な変化の歴史ですが、さらに具体的なクルージングの航海日誌にもとづいて短期的な変化についても理解します。ここでは、アドリア海を中心にした風にまつわる逸話、経験について紹介します.近年は各地の異常高温,台風なみの嵐の発生、ヴェネチアの高潮、そして異常高波など、気候変動の影響がみられますが、このような環境の長期的な変化によって予想される人々の将来像についても考察してみたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 4月17日(金) 地中海の環境…風土,気候.人々の暮らし…沿岸と山岳のくらし
第2回 5月15日(金) クルージングで訪れる地中海の街(その1)
第3回 6月19日(金) クルージングで訪れる地中海の街(その2)
第4回 7月17日(金) アドリア海の風,地中海の風
第5回 9月18日(金) 近年の地中海の気象・海象現象と気候変動との関係
講師陣
名前 | 矢内 秋生 |
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肩書き | 本学名誉教授 |
プロフィール | 東京理科大学理学部物理学科卒業,同大学院修士課程終了(理学修士):地球物理学同博士課程退学.新潟大学自然科学研究科 博士(学術):環境文化論. 武蔵野女子大学短期大学部教授,武蔵野大学環境学部教授(学部長),同大学院環境学研究科教授(研究科長),同工学部教授を経て,2019年3月退職. ※『アドリア海の風‐風土的環境観の調査研究‐』,武蔵野大学出版会.2019年. |