講座詳細情報
申し込み締切日:2020-04-24 / その他教養 / 学内講座コード:201048
平家琵琶で聴く『平家物語』-「忠度都落」と「忠度最期」-
- 開催日
- 4月25日(土)
- 講座回数
- 1回
- 時間
- 13:00~15:00
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 3,500円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
こんな歌をご存知でしょうか。
更くる夜半に門を敲き 我が師に託せし言の葉哀れ いまわの際まで持ちし箙に 遺れるは花や今宵の歌
(明治39年、大和田建樹作詞「青葉の笛」2番)
文部省唱歌として広く親しまれたこの曲は、『平家物語』の「忠度都落」「忠度最期」の両場面から採ったものです。
実際の『平家物語』では、26話(覚一本)も隔てて語られる名場面ですが、今回はこの二話をまとめてお聴きいただけることになります。ふかく和歌の道を愛し、都落ちに際してもその執心を捨て切れない平忠度の行動。一の谷での最期は、「行き暮れて木の下陰を宿とせば花や今宵のあるじならまし」の名歌を箙に遺し、敵も味方も鎧の袖を濡らしたといいます。昔の人々も平家琵琶の演奏に涙を誘われた場面ではないでしょうか。
【講座スケジュール】
第1回 4月25日(土)
こんな歌をご存知でしょうか。
更くる夜半に門を敲き 我が師に託せし言の葉哀れ いまわの際まで持ちし箙に 遺れるは花や今宵の歌
(明治39年、大和田建樹作詞「青葉の笛」2番)
文部省唱歌として広く親しまれたこの曲は、『平家物語』の「忠度都落」「忠度最期」の両場面から採ったものです。
実際の『平家物語』では、26話(覚一本)も隔てて語られる名場面ですが、今回はこの二話をまとめてお聴きいただけることになります。ふかく和歌の道を愛し、都落ちに際してもその執心を捨て切れない平忠度の行動。一の谷での最期は、「行き暮れて木の下陰を宿とせば花や今宵のあるじならまし」の名歌を箙に遺し、敵も味方も鎧の袖を濡らしたといいます。昔の人々も平家琵琶の演奏に涙を誘われた場面ではないでしょうか。
【講座スケジュール】
第1回 4月25日(土)
講師陣
名前 | 池田 英悟 |
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肩書き | 本学非常勤講師 |
プロフィール | 昭和26年大阪市生まれ。 能楽資料センター研究員・むさしの連歌会代表・『平家物語』愛読会(町田市)。 論文:「梁塵秘抄と信仰」「にみる老境の世界」ほか。 |
名前 | 大野 美子 |
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肩書き | 前田流平家琵琶相伝者 |
プロフィール | 1972年に館山甲午師(国の無形文化財)が指導する平家琵琶普及後援会に入会。2007年より甲午師高弟の相伝者 後藤光樹師に師事し、2012年に免許皆伝、前田流平家詞曲相伝となる。現在、寺社・教会、学校、荻野検校顕彰会や文化庁等の主催行事、大学の授業内や生涯学習講座などにて演奏活動を続けている。 |