大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
大きな自然災害が発生すると、多くのメディアによって、その状況と情報が拡散します。発生した出来事は、極めて強く印象づけられます。同時にこの私のことではなかったという安堵感やどんな因縁があってのことなのかを無意識に思います。そして、この時からすでに忘却が始まります。
また、すぐに同情になったり、支援とか奉仕とかに思いが至ります。事の良し悪しではなく、実は自分も同じ境遇であることに気づきません。
日常生活を営むうえで、災害の有無によらず、いつも心がけていたい生活感覚や、因縁とか寿命とか、仏教からのものの見方や考え方を持ち続けるきっかけづくりをしましょう。

【講座スケジュール】
第1回 3月 3日(金)

名前	小笠原 博慧
肩書き	福泉寺住職・本願寺派布教使
プロフィール	1941年生まれ。1965年、私立高校教諭(漢文)。1974年、公立高校教諭(国語)。1994年、武蔵野女子学院高校教頭。1999年、同中学・高校校長。その間1975年、國學院大學講師(漢文学)。1982年、市立大月短期大学講師(文学、日本語)。1988年、武蔵野女子大学講師(仏教学、日本仏教史)。同大学仏教文化研究所所員。1988年、福泉寺住職。