講座詳細情報
申し込み締切日:2016-06-29 / 宗教・哲学:その他教養 / 学内講座コード:281048
お経の歴史 ― 経典と和歌 奉納和歌の思想 ―
- 開催日
- 6月30日(木)~ 9月22日(木)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 16:45~18:15
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 7,500円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
日本に入ってきた仏教の経典について、経典本文の検討ではなく、こうした経典がどのように受容されてきたのか、経典受容の歴史を講義します。
今回は特に足利尊氏と弟の足利直義が高野山に奉納した『宝積経要品(ほうしゃくきょうようほん)』を取り上げます。この経典は、光明天皇ほか26人の和歌120首の短冊を継合わせ写経料紙としています。何故に、和歌の短冊を継ぎ合わせたのか。神仏に奉納する和歌という視点も加えて、中世の写経の歴史を考えたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 6月30日(木) 『方丈記』に記された和歌と仏教
第2回 7月14日(木) 高野山宝菩提院(ほうぼだいいん)について
第3回 7月28日(木) 足利尊氏・直義の願文と写経
第4回 8月25日(木) 『宝積経要品(ほうしゃくきょうようほん)』紙背の奉納和歌を読む(1)
第5回 9月22日(木) 『宝積経要品(ほうしゃくきょうようほん)』紙背の奉納和歌を読む(2)
日本に入ってきた仏教の経典について、経典本文の検討ではなく、こうした経典がどのように受容されてきたのか、経典受容の歴史を講義します。
今回は特に足利尊氏と弟の足利直義が高野山に奉納した『宝積経要品(ほうしゃくきょうようほん)』を取り上げます。この経典は、光明天皇ほか26人の和歌120首の短冊を継合わせ写経料紙としています。何故に、和歌の短冊を継ぎ合わせたのか。神仏に奉納する和歌という視点も加えて、中世の写経の歴史を考えたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 6月30日(木) 『方丈記』に記された和歌と仏教
第2回 7月14日(木) 高野山宝菩提院(ほうぼだいいん)について
第3回 7月28日(木) 足利尊氏・直義の願文と写経
第4回 8月25日(木) 『宝積経要品(ほうしゃくきょうようほん)』紙背の奉納和歌を読む(1)
第5回 9月22日(木) 『宝積経要品(ほうしゃくきょうようほん)』紙背の奉納和歌を読む(2)
講師陣
名前 | 生駒 哲郎 |
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肩書き | 本学教養教育リサーチセンター研究員・東京大学史料編纂所非常勤職員 |
プロフィール | 専門は日本中世宗教史、日本古文書学会編集・大会運営委員。立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。山梨県身延山久遠寺、大田区池上本門寺、石川県羽咋市妙成寺などの史料調査委員を経て、現在、東京大学史料編纂所非常勤職員・東京都渋谷区文化財審議員。 主要著書日本の名僧6『重源:旅の勧進聖』(共著 吉川弘文館)、『中世の寺院体制と社会』(共著 吉川弘文館)、『中世の寺院と都市・権力』(共著 山川出版社)、『山岳信仰と村落社会』(共著 岩田書院)など。 |
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