大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
信長の長大な伝記もいよいよ最後の年、天正10年(1582)の本能寺の変を迎えます。今期は本能寺の変を集中的に詳しく検討します。6月2日の挙兵から本能寺での信長、二条御所での信忠と、父子の最後の様子も詳しく具体的に見ていきます。信長父子を討ったのちの光秀ですが、わずか10日余りでみずからも山崎合戦に敗北して最期を迎えます。そのわずかな期間の光秀の動向についても注目します。
今回は本能寺の変を多角的に見ていきます。研究の歴史と現状、そして研究上の論点になっている信長の四国政策、朝廷や足利義昭の動向についても、詳しく検討します。

【講座スケジュール】
第1回 4月15日(金) 本能寺の変 - 信長・信忠の最期
第2回 5月20日(金) 本能寺の変特集(1)　史料に見る本能寺の変
第3回 6月17日(金) 本能寺の変特集(2)　政変後の光秀と諸大名の動き
第4回 7月15日(金) 本能寺の変特集(3)　本能寺の変の真相についての諸説
第5回 8月19日(金) 本能寺の変特集(4)　近代史家たちの諸説
第6回 9月16日(金) 本能寺の変特集(5)　諸黒幕説と単独説

名前	桐野 作人
肩書き	本学政治経済研究所客員研究員・歴史研究者・歴史作家
プロフィール	1954年鹿児島県生まれ。 歴史関係の出版社編集長から独立。独自の視点から史料を重視した歴史の再構築をめざす。 主な著書に『織田信長─ 戦国最強の軍事カリスマ─ 』『だれが信長を殺したのか』『真説本能寺』『関ヶ原 島津退き口』『さつま人国誌 戦国・近世編』など多数。