講座詳細情報
申し込み締切日:2016-04-18 / 文学:芸術・文化 / 学内講座コード:281019
平家物語を舞台化した能
- 開催日
- 4月19日(火)~ 8月 9日(火)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 12,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
能は、古代から中世までの歴史、神話、伝説、物語、詩歌の数々を本説(典拠)として作られていますが、その本説の中でもっとも数多くの題材を提供しているのは『平家物語』です。平家の栄華と衰亡を描いた叙事詩的な軍記物語ですが、武将はもとより、僧侶、無名の庶民、女人など、さまざまな生き方をした、中世的人間像のドラマでもあります。
そこに取材した名作の能を選んで、原作と比較しながら読んだ上で、ビデオで鑑賞したいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 4月19日(火) 孤島に残された流人――「俊寛」(巻二・三)
第2回 5月10日(火) 化生の者の正体は?――「鵺」(巻四)
第3回 5月31日(火) 歌人武将の執心――「忠度」(巻七・九)
第4回 6月14日(火) 恋慕と哀愁の修羅物――「清経」(巻八)
第5回 6月28日(火) 戦略の犠牲者、その怨みと和解――「藤戸」(巻十)
第6回 7月12日(火) 桜に象徴される命のはかなさ――「熊野」(巻十)
第7回 7月26日(火) 詩情漂う修羅物の大作――「八島」(巻十一)
第8回 8月 9日(火) 歴史の転換期を生きた女人――「大原御幸」(灌頂の巻)
能は、古代から中世までの歴史、神話、伝説、物語、詩歌の数々を本説(典拠)として作られていますが、その本説の中でもっとも数多くの題材を提供しているのは『平家物語』です。平家の栄華と衰亡を描いた叙事詩的な軍記物語ですが、武将はもとより、僧侶、無名の庶民、女人など、さまざまな生き方をした、中世的人間像のドラマでもあります。
そこに取材した名作の能を選んで、原作と比較しながら読んだ上で、ビデオで鑑賞したいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 4月19日(火) 孤島に残された流人――「俊寛」(巻二・三)
第2回 5月10日(火) 化生の者の正体は?――「鵺」(巻四)
第3回 5月31日(火) 歌人武将の執心――「忠度」(巻七・九)
第4回 6月14日(火) 恋慕と哀愁の修羅物――「清経」(巻八)
第5回 6月28日(火) 戦略の犠牲者、その怨みと和解――「藤戸」(巻十)
第6回 7月12日(火) 桜に象徴される命のはかなさ――「熊野」(巻十)
第7回 7月26日(火) 詩情漂う修羅物の大作――「八島」(巻十一)
第8回 8月 9日(火) 歴史の転換期を生きた女人――「大原御幸」(灌頂の巻)
講師陣
名前 | 羽田 昶 |
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肩書き | 本学客員教授 |
プロフィール | 1939年(昭和14)東京生。國學院大學文学部卒。海城高等学校・開成高等学校教諭、東京国立文化財研究所芸能部研究員、室長を経て、2000-2010年(平成12-22)武蔵野女子大学(武蔵野大学)教授。その間、2002年(平成14)より同大学能楽資料センター長。現在、武蔵野大学客員教授、同大学能楽資料センター研究員。専攻は能・狂言を中心とする演劇研究。観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞。 著書(共著)に『狂言・鑑賞のために』(1974、保育社)、『能・本説と展開』(1977、桜楓社)、『能の作者と作品』(1987、岩波書店)、『能の囃子事』(1990、音楽之友社)、『能楽大事典』(2012、筑摩書房)ほか。 |