講座詳細情報
申し込み締切日:2013-03-06 / その他教養 / 学内講座コード:242096
【3.11特別講座】目前の生死 ―震災によって気づかされたこと―
- 開催日
- 3月7日(木)
- 講座回数
- 全1回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 1,000円
- 定員
- -
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
兼好は『徒然草』の中で「死期はつゐでを待たず」という。死ぬ時期というものは順序を待たないということだが、続いて「死は前よりしも来たらず、兼ねて後ろに迫る」といって、ひたひたと背後に迫り来る死を語った。しかしあの日のそれは、背後からではなく真正面から人々を飲み込もうとした。大揺れも津波も原発も、容赦なく人々の存在に差し迫ったのだ。目前の生死、これをどう生きるか。晩唐の禅僧夾山善会は説法の中で次のように語る。「かならず、目の前に展開する生死をお前の言葉で捉えてみよ、それは実際にあることなのか、実際にはないことなのか」と。この言葉をもとに、二年を経たあの日のことを考えようと思う。
講師陣
名前 | 須山 長治 |
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肩書き | 本学非常勤講師 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻博士後期課程単位修得満期退学。文学修士。 駒澤大学非常勤講師。本学通信教育部非常勤講師。 |