大学公開講座のセカンドアカデミー

ある結婚披露宴で新婦の友人が指名されました。マイクの前に立った彼女は「私、○○ちゃんのために歌のプレゼントをします」と言って、松田聖子の「赤いスイトピー」を歌い始めました。私はヤバいと思いました。なぜなら、「赤いスイトピー」は著作物だからです。JASRACに無断で歌うと著作権法違反になります。案の定、誰かが通報したようです。可哀そうなことに披露宴が終わった後、彼女は警察署から来た警官に逮捕されてしまいました。著作権法違反ですから、最高10年の懲役か1,000万円の罰金になります。
この話はフィクションですが、著作権法違反になるのは本当です。思わぬところで罰金を払いたくなければ、受講するしかない!!

＜内容＞
第1回 え～っ!それもダメなの? ―日常にある法律違反
第2回 やってもいいってホント? ―意外な法の抜け道

名前	佐藤 佳弘
肩書き	本学教授
プロフィール	1954年福岡県生まれ。1978年に東北大学を卒業後、富士通(株)に入社。その後、東京都立高等学校教諭、(株)NTTデータ システム科学研究所を経て、現在は、武蔵野大学 教授、(株)情報文化総合研究所 代表取締役所長、西東京市情報政策専門員(非常勤特別職)、東村山市 情報公開審議会委員、東久留米市 個人情報保護審査会委員、埼玉県 人権施策推進懇談会 委員、日本社会情報学会 理事、NPO法人 市民と電子自治体ネットワーク 理事、大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター 客員研究員。専門は社会情報学。1999年4月に学術博士(東京大学)を取得。主な著書に、『IT社会の護身術』(春風社、2010年)、『情報社会の歩き方』(ミネルヴァ書房、2010年)