講座詳細情報
申し込み締切日:2012-05-14 / 文学 / 学内講座コード:241033
王朝女流文学概説
- 開催日
- 5月15日(火)~ 9月18日(火)
- 講座回数
- 15回
- 時間
- 10:00~11:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 15,800円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
恋する万葉集 (by 武蔵野大学 三鷹サテライト教室)
講座詳細
【講座内容】
平安時代ことに貴族の藤原氏は、自らの勢力を拡張し、政治的力量をもつために、女の子が生まれると、まず次期天皇のお妃として入内(天皇あるいは皇太子に、皇后・中宮・女御としてお輿入れすること)させ、その子に皇子を生ませること、そしてその皇子(貴族個人にとっては孫に当たる)を次期天皇とさせることを企んだ。そして天皇家の外戚としての地位を獲得し、摂政・関白として政治の実権を握ることであった。
平安時代の高級貴族は競って自分の娘に高い文学的教養を身につけさせるため、幼い頃から優秀な女房を集め、家庭教師として雇った。特に藤原兼家の息子たち、道隆、道兼、道長は競ってこれをやり、一条天皇の皇后定子(道隆の娘)や中宮彰子(上東門院、道長の娘)などのサロンは、文学をたしなむ女房の、特に優秀な者が集められ、王朝女流文学が次々と花開いた。その代表的なものを学びます。
※持ち物: 筆記用具、前回までのプリント(毎回参考資料をプリントにして提供します)、古語辞典
【講座スケジュール】
第1回 5月15日(火) 平安女流文学隆盛の時代的背景
第2回 5月22日(火) 藤原氏の政治介入、天皇家への接近(兼家・道長父子のやり方)
第3回 5月29日(火) 平安時代の後宮社会(一条天皇の後宮の場合)
第4回 6月 5日(火) 女房たちの生活とその文学的教養の獲得
第5回 6月12日(火) 女房たちの恋愛から結婚へ、和歌の果たす役割
第6回 6月19日(火) 女房たちの和歌、代表的なものから
第7回 6月26日(火) 「源氏物語」の世界、光源氏物語― 薫大将物語(宇治十帖)
第8回 7月 3日(火) 巻数・巻の名の由来、作者、時代背景、成立時期、巻毎の内容
第9回 7月10日(火) 紫式部について、どういう興味から書かれたか(きっかけと増補)
第10回 7月17日(火) 紫式部の一代記(「紫式部日記」を参考に)
第11回 7月24日(火) ※以下略
第12回 7月31日(火)
第13回 9月 4日(火)
第14回 9月11日(火)
第15回 9月18日(火)
平安時代ことに貴族の藤原氏は、自らの勢力を拡張し、政治的力量をもつために、女の子が生まれると、まず次期天皇のお妃として入内(天皇あるいは皇太子に、皇后・中宮・女御としてお輿入れすること)させ、その子に皇子を生ませること、そしてその皇子(貴族個人にとっては孫に当たる)を次期天皇とさせることを企んだ。そして天皇家の外戚としての地位を獲得し、摂政・関白として政治の実権を握ることであった。
平安時代の高級貴族は競って自分の娘に高い文学的教養を身につけさせるため、幼い頃から優秀な女房を集め、家庭教師として雇った。特に藤原兼家の息子たち、道隆、道兼、道長は競ってこれをやり、一条天皇の皇后定子(道隆の娘)や中宮彰子(上東門院、道長の娘)などのサロンは、文学をたしなむ女房の、特に優秀な者が集められ、王朝女流文学が次々と花開いた。その代表的なものを学びます。
※持ち物: 筆記用具、前回までのプリント(毎回参考資料をプリントにして提供します)、古語辞典
【講座スケジュール】
第1回 5月15日(火) 平安女流文学隆盛の時代的背景
第2回 5月22日(火) 藤原氏の政治介入、天皇家への接近(兼家・道長父子のやり方)
第3回 5月29日(火) 平安時代の後宮社会(一条天皇の後宮の場合)
第4回 6月 5日(火) 女房たちの生活とその文学的教養の獲得
第5回 6月12日(火) 女房たちの恋愛から結婚へ、和歌の果たす役割
第6回 6月19日(火) 女房たちの和歌、代表的なものから
第7回 6月26日(火) 「源氏物語」の世界、光源氏物語― 薫大将物語(宇治十帖)
第8回 7月 3日(火) 巻数・巻の名の由来、作者、時代背景、成立時期、巻毎の内容
第9回 7月10日(火) 紫式部について、どういう興味から書かれたか(きっかけと増補)
第10回 7月17日(火) 紫式部の一代記(「紫式部日記」を参考に)
第11回 7月24日(火) ※以下略
第12回 7月31日(火)
第13回 9月 4日(火)
第14回 9月11日(火)
第15回 9月18日(火)
講師陣
名前 | 上村 正人 |
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肩書き | 元武蔵野女子学院中学高校教員 |
プロフィール | 昭和13年(1938)生まれ。昭和35年(1960)、東京学芸大学乙類国語科(漢文専攻)卒。同年武蔵野女子学院中学高校国語科教諭。平成15年(2003)3月、同上校定年退職。ほとんど高校で古文・漢文・現代文を教えてきた。その間、東京学芸大学名誉教授・故安良岡康作氏(中世文学・国語教育専攻)に師事、日本中世文学を中心に研究。中世文学会、仏教文学会、解釈学会、日本文学協会にも所属してきた。 なお本学生涯学習講座においては、「西行の和歌」「徒然草(抜粋)」「方丈記」「奥の細道」「野ざらし紀行」「鹿島詣」「笈の小文」「更科紀行」「嵯峨日記」「百人一首」「伊勢物語」「西行の歌と人生」「紀貫之の文学(「土佐日記」「古今集」)」「和歌文学史入門」をとりあげている。 |
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