講座詳細情報
申し込み締切日:2012-02-28 / その他教養 / 学内講座コード:233040
【オムニバス仏教講座】ブッダに聴く ―大乗経典を中心に―(全5回)
- 開催日
- 2012年2月29日(水)
2012年3月7日(水)
2012年3月14日(水)
2012年3月21日(水)
2012年3月28日(水)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 7,000円
- 定員
- 100
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
No.233041 『大乗涅槃経』のポジティブな教えに聴く
『大乗涅槃経』は非常に重要な経典で、中国では『大経』(最も大切なお経)として知られています。インド仏教でよく使用された「無我」、「苦」、「無常」というネガティブな表現ではなく、この経典は、それぞれ「大我」、「楽」、「常」というポジティブな表現を好んでいます。また、「仏身常住」(仏の本性は常に存在する)、「悉有仏性」(すべての衆生は仏になる可能性を有する)、及び「闡提成仏」(救いの見込みがないIcchantikaも仏になれる)という慈悲に満ちた教えを提唱しています。
No.233042 浄土経典としての『悲華経』
『悲華経』は、浄土と穢土とを明瞭に対比させる珍しい大乗経典です。その骨子は、穢土成仏を誓う釈迦仏の大悲を宣揚することにありますが、『悲華経』には、釈迦仏と対比させる形で、阿弥陀仏や阿閦仏など、浄土を選び取る諸仏の誓願も詳しく紹介されています。本講義では、『悲華経』に説かれる阿弥陀仏の誓願に焦点を絞り、『無量寿経』等に説かれる阿弥陀仏の誓願と比較しながら、その特徴を明らかにしてみたいと思います。
No.233043 『法華経』の大乗精神
『法華経』は大乗仏教の経典の中でも特に人気のある経典の一つで、中国や日本の仏教徒たちの間でも古来より篤い信仰を集めてきました。本講座では、『法華経』の概要、中心思想についてわかりやすく紹介します。すべての人が仏になれると説く一仏乗の思想、ブッダは永遠の生命をもつと説く久遠の釈尊の思想などを中心に学びます。
No.233044 『維摩経』の秘密
『維摩経』は、ドラマティックな大乗仏教経典として人気があります。まず、その概要を紹介します。そして、この経典に関わるさまざまな秘密を明らかにしていきます。その秘密とは、その主人公である維摩居士を引き立たせる人物や、近年、ポタラ宮で発見されたサンスクリット語テキストにまつわるものとなる予定です。こうした秘密が紐解かれることで、『維摩経』のエッセンスが浮かび上がってくるでしょう。
No.233045 『般若心経』の描く世界
『般若心経』ほど世間に知られた仏典はないでしょう。しかし、この経典がいつ、どこで、どのように成立したのかについては、ほとんど知られていません。本経は大乗経典の代表である般若経の一つのダイジェスト版ですが、この講座では『般若心経』の仏典の位置づけを考察しながら、経典の描く信仰世界、日本人が生んだ音にもとづく『般若心経』、絵で読む『般若心経』などの未知の『般若心経』の世界をともに開いてみたいと思います。
『大乗涅槃経』は非常に重要な経典で、中国では『大経』(最も大切なお経)として知られています。インド仏教でよく使用された「無我」、「苦」、「無常」というネガティブな表現ではなく、この経典は、それぞれ「大我」、「楽」、「常」というポジティブな表現を好んでいます。また、「仏身常住」(仏の本性は常に存在する)、「悉有仏性」(すべての衆生は仏になる可能性を有する)、及び「闡提成仏」(救いの見込みがないIcchantikaも仏になれる)という慈悲に満ちた教えを提唱しています。
No.233042 浄土経典としての『悲華経』
『悲華経』は、浄土と穢土とを明瞭に対比させる珍しい大乗経典です。その骨子は、穢土成仏を誓う釈迦仏の大悲を宣揚することにありますが、『悲華経』には、釈迦仏と対比させる形で、阿弥陀仏や阿閦仏など、浄土を選び取る諸仏の誓願も詳しく紹介されています。本講義では、『悲華経』に説かれる阿弥陀仏の誓願に焦点を絞り、『無量寿経』等に説かれる阿弥陀仏の誓願と比較しながら、その特徴を明らかにしてみたいと思います。
No.233043 『法華経』の大乗精神
『法華経』は大乗仏教の経典の中でも特に人気のある経典の一つで、中国や日本の仏教徒たちの間でも古来より篤い信仰を集めてきました。本講座では、『法華経』の概要、中心思想についてわかりやすく紹介します。すべての人が仏になれると説く一仏乗の思想、ブッダは永遠の生命をもつと説く久遠の釈尊の思想などを中心に学びます。
No.233044 『維摩経』の秘密
『維摩経』は、ドラマティックな大乗仏教経典として人気があります。まず、その概要を紹介します。そして、この経典に関わるさまざまな秘密を明らかにしていきます。その秘密とは、その主人公である維摩居士を引き立たせる人物や、近年、ポタラ宮で発見されたサンスクリット語テキストにまつわるものとなる予定です。こうした秘密が紐解かれることで、『維摩経』のエッセンスが浮かび上がってくるでしょう。
No.233045 『般若心経』の描く世界
『般若心経』ほど世間に知られた仏典はないでしょう。しかし、この経典がいつ、どこで、どのように成立したのかについては、ほとんど知られていません。本経は大乗経典の代表である般若経の一つのダイジェスト版ですが、この講座では『般若心経』の仏典の位置づけを考察しながら、経典の描く信仰世界、日本人が生んだ音にもとづく『般若心経』、絵で読む『般若心経』などの未知の『般若心経』の世界をともに開いてみたいと思います。
講師陣
名前 | ケネス 田中 (けねす たなか) |
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肩書き | 本学教授 |
プロフィール | 英語 Basic Speaking の授業、「共生原理(仏教縁起論)」という授業を担当。学生との対話的な授業を進めている。 カリフォルニア大学人文科学研究科博士課程卒。哲学博士。カリフォルニア大学助手、仏教大学院大学専任准教授を経て現職。仏教学、アメリカ仏教・仏教とキリスト教対話を専門とする。武蔵野大学仏教文化研究所所長。国際真宗学会会長。日本仏教心理学会 創立者の一人、事務局長。 モットーは Open your heart and mind |
名前 | 石上 和敬 (いわがみ かずのり) |
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肩書き | 本学准教授 |
プロフィール | 1963年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。東京大学文学部助手、東京外国語大学非常勤講師などを経て、現在、武蔵野大学教養教育部准教授、浄土真宗本願寺派教学伝道研究センター客員研究員などを務める。専門分野は仏教学(インド仏教)、及び現代日本の伝統仏教。 |
名前 | 西本 照真 (にしもと てるま) |
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肩書き | 本学教授 |
プロフィール | 東京大学大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程単位取得後退学、文学博士。日本学術振興会特別研究員、東京大学非常勤講師、信州大学非常勤講師、横浜市立大学非常勤講師等を歴任。 研究領域は、仏教学、中国思想。 『三階教の研究』(春秋社、1998年) 『華厳経を読む』(角川学芸出版、2007年) 『新国訳大蔵経 浄土部3』(共著大蔵出版、2007年) |
名前 | 米澤 嘉康 (よねざわ よしやす) |
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肩書き | 大正大学非常勤講師 |
プロフィール | 大正大学博士課程前期修了。オランダ・ライデン大学ケルン研究所留学。 成田山仏教研究所研究助手(1998~)。仏教伝道協会英訳大蔵経編集委員(2009~)。 |
名前 | 渡辺 章悟 (わたなべ しょうご) |
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肩書き | 東洋大学教授 |
プロフィール | 東洋大学大学院博士後期課程修了、インド・デリー大学、St. Stephan’s College哲学科客員研究員、東洋大学文学部印度哲学科助教授を経て、2000年より同大インド哲学科教授。その間、国際仏教学大学院大学、東京大学講師を歴任。文学博士。 般若経を中心とした初期大乗仏教の研究を専攻する。主な著書に、『大般若と理趣分のすべて』北辰堂、『金剛般若経の研究』山喜房佛書林、『金剛般若経の梵語資料集成』山喜房佛書林、『般若心経―テクスト・思想・文化』大法輪閣、『絵解き般若心経』ノンブル社、『ブッダを知る事典』佼成出版社などがある。 |