大学公開講座のセカンドアカデミー

社会経済環境の激しい現代において、働く人へのキャリア支援の必要性は高まりつつある。本講では、「キャリア支援のためのカウンセリング」(キャリア・カウンセリング)とは何か、個と組織においてどのような役割が果たせるのか、また実践においての要点を理解することを目的とする。(なお、本講では、主として産業組織で働く人へのキャリア支援に焦点をあてる。)
講義内容の前半は、キャリア・カウンセリングとは何か、カウンセリングが誕生した背景・発展の歴史からその独自性とは、また、現在働く人はどのような変化・ストレスにさらされているのか、働く人が活き活きと働くための支援のあり方について解説。後半は、キャリア・カウンセリング実践にあたってのトピック(必要とされる能力、心理アセスメント活用等)を事例・実習を交えて紹介。最後に事例検討を行う。(なお、本講の内容は、キャリア・カウンセリングの概論を理解することに主眼をおいており、キャリア・カウンセリングの実技習得トレーニングを主体とした内容ではありません。)

※3月10日の講義の中で、「心理アセスメント」の講がありますが、教材として事前に職業興味検査をお受けいただけます。(三鷹サテライト教室のPCにて15分程度・無料。3月3日及び10日の10時30分から講座終了時間まで、6Fの小教室にてご用意しておりますので、ご自由にご利用ください。)

名前	宮脇 優子 （みやわき ゆうこ）
肩書き	本学非常勤講師
プロフィール	1983年早稲田大学第一文学部卒業後、株式会社リクルート入社。株式会社人事測定研究所(現リクルートマネジメントソリューションズ)を経て、2003年より働く人を支援するカウンセラーとして公的機関、民間企業にて活動を始める。 2002年筑波大学大学院教育研究科(カウンセリング専攻)修了。 カウンセリング修士、産業カウンセラー、米国CCE.Inc.認定GCDF-Japan(Global Career Development Facilitator-Japan)、MBTI認定ユーザー。 2006年より武蔵野大学人間関係学部非常勤講師。