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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-11-30 / 世界史 / 学内講座コード:23220321

隋唐帝国の政治と社会6【対面】 唐代後半期の政治と社会の諸相【対面/世界の文化・歴史/】

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
11月30日(木)、12月14日(木)、 1月18日(木)、 2月 1日(木)、 2月15日(木)、 2月29日(木)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
18,150円
定員
30
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座趣旨】
 中国悠久の歴史のなかで、ひときわ高くそびえるのが隋唐300年(581-907年)の時代です。当時の世界でこれに比肩する国はなく、日本は、この巨大な王朝と向き合い、多くの文化を受け入れ、国の基を固めました。この国はどのようにして生れ、どのような歴史をたどり、中国・東アジア史の上に如何なる位置を占めたでしょうか。本講座では、時に前後の時代や周辺地域にも踏み出し、隋唐国家の特質やその魅力に迫ります。
 今期は、唐代後半期を「お茶」「吐蕃」「古文復興運動」「円仁」「黄巣の乱」「唐宋変革論」の諸問題から取り上げ、この時期の社会的、政治的動向に踏み込むとともに、大きな時代が終わるという節目に立って、時代全体の集約と次代への展望も提示したいと思います。

【特記事項】
講座では終了後、自由に質問していただき回答する時間を用意します。

※本講座は対面型となります。


■申込締切日:11月30日(木)

■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 11月30日(木) 陸羽の「茶経」と飲茶の風
760年頃にできた陸羽「茶経」を手がかりに、飲茶の広まりとその構造、茶をめぐる歴史的背景を明らかにします。

第2回 12月14日(木) 唐代の西辺:吐谷渾から吐蕃の歴史
チベット高原に出現し、唐を苦しめ続けた吐蕃(とばん)の全史を、その北側(青海方面)に登場した吐谷渾(とよくこん)とあわせて論じます。

第3回 1月18日(木) 韓愈と古文復興運動:宋学への起点として
韓愈(768-824)が提起した古文復興運動の思想的、文化的意義を明らかにし、宋学の成立に与えた影響を考えます。

第4回 2月 1日(木) 日本僧円仁が見た9世紀の唐代社会:あわせて円珍文書の紹介
日本僧円仁(慈覚大師)は839年から10年近く唐土で暮らし、社会の実相を体験しました。つづいて円珍(智証大師)が853年から唐に入り、貴重な文書を残しました。かれらの残した文書から9世紀半ばの唐代社会の様相や「巡礼」の姿を浮き彫りにします。

第5回 2月15日(木) 黄巣の乱とその歴史的意味
黄巣の乱は唐末の875年から10年間に及んだ民衆反乱です。反乱の動向を通じて唐朝の基盤が侵食される姿を明らかにします。

第6回 2月29日(木) 中国史の時代区分と「唐宋の変革」
唐から宋(北宋)への移行は、単なる王朝交代に止まらない大きな歴史的意味をもちました。それを「唐宋の変革」とみなし、具体的な変革の様相を押さえ、唐朝の特質を集約します。

備考

【教材】
配付資料

【参考文献】
氣賀澤保規著『中国の歴史6 絢爛たる世界帝国 隋唐帝国』(講談社学術文庫, 2020年,1,485円(税込))

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 氣賀澤 保規
肩書き 明治大学元教授 明大東アジア石刻文物研究所所長 (公財)東洋文庫研究員 博士(文学)
プロフィール 京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より2014年3月明治大学文学部教授。清華大学特聘教授など。専門は中国中世史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞)、『則天武后』(講談社学術文庫)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(同)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)、『雲南の歴史と文化とその風土』(明大人文研叢書)、『隋唐洛陽と東アジア』(法蔵館)、『現代語訳北斉書』(勉誠出版)など。
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