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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-09-27 / 文学 / 学内講座コード:23220306

歌から読み解く『古事記』Ⅰ~神話の中の歌~【対面】 【対面/日本の文化・歴史/文学/】

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月 5日(木)、10月19日(木)、11月 2日(木)、11月16日(木)、11月30日(木)、12月14日(木)、 1月11日(木)、 1月18日(木)
講座回数
8回
時間
14:00~15:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
24,200円
定員
30
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
『古事記』は日本で最初の書物で、神話から推古天皇までの系譜や出来事を書いた歴史書です。そこには111首もの歌が書き記されています。ほぼ同時期にできた正史『日本書紀』にも同じくらいの歌があります。『古事記』『日本書紀』はなぜ歌を必要としたのでしょうか。特に『古事記』において歌が大きな役割を果たしていると最近わかってきました。歌から『古事記』の意図が読み解けるのです。そこで、本講座では『古事記』上巻、つまり神話の中に出てくる8首の歌を取り上げ、その前後の散文とともに読み解きます。一首一首丁寧に読み、初めての方でもわかるように進めていきます。

【特記事項】
※本講座は対面型となります。


■申込締切日:9月27日(水)

■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 10月 5日(木) 『古事記』の成立と内容を「序文」から読み解く
『古事記』序文に記述された「帝紀」「旧辞」が成立と内容の大きな問題点になります。

第2回 10月19日(木) 『古事記』になぜ多くの歌が記されているのか
『古事記』は「日継の書」という観点から歌が記載された理由を解説します。

第3回 11月 2日(木) 『古事記』と『日本書紀』の歌の違いは何か
日本史書の特徴が歌の記載にあること、また両書の歌の違いについて説明します。

第4回 11月16日(木) スサノヲ命の祝婚歌が日本の歌の始まり
クシナダヒメを妻にした時の宮造りの歌がどんな意味をもつのかについて読み解きます。

第5回 11月30日(木) ヤチホコ神の恋物語は歌で成り立つ(1)
出雲のヤチホコ神がヒスイの女王、古志国のヌナカワヒメに求婚する歌を読み解きます。

第6回 12月14日(木) ヤチホコ神の恋物語は歌で成り立つ(2)
ヤチホコ神の正妻、スセリビメの嫉妬と和解の歌を読み、「神語り」の名称を考えます。

第7回 1月11日(木) タカヒメの、兄神の名を顕わす歌
「谷を二つお渡りになる」とは雷神の姿を表わすのか、また別に読み解けるのかを探ります。

第8回 1月18日(木) 海神の女トヨタマビメの悲別と贈答歌
天つ神の御子を産んで女は海神の国に還る。その時、歌はどんな意味をもつのかを考えます。

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 居駒 永幸
肩書き 明治大学名誉教授
プロフィール 1951年山形県生まれ。博士(文学)。専攻は日本古代文学、日本民俗学。『万葉集』や『古事記』『日本書紀』の歌と散文に関する研究のほか、奄美沖縄や東北の民俗調査も継続的に実施している。著書に『古代の歌と叙事文芸史』(笠間書院、2003年、志田延義賞受賞)、『東北文芸のフォークロア』(みちのく書房、2006年)、共編著に『日本書紀[歌]全注釈』(笠間書院、2008年)
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