講座詳細情報
申し込み締切日:2023-06-06 / 文学 / 学内講座コード:23120315
テーマで読む源氏物語【対面】 〈もの思ひ〉する女君たち【対面/日本の文化・歴史/文学/】
- 開催日
- 6月14日(水)、 6月28日(水)、 7月 5日(水)、 7月12日(水)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 14:00~15:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 12,100円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
『源氏物語』は、いくつものテーマを抱えもつ物語です。登場人物たちの〈もの思ひ〉を描くこともまた、重要なテーマの一つでした。
〈もの思ひ〉の描かれ方・深まり方はけっして一様ではありません。ある場合には当時の遊離魂信仰を踏まえ、〈もの思ひ〉に動揺した魂が遊離して生き霊と化したり、病の果てに死に至ったりします。またある場合には楽器を〈もの思ひ〉の表象とし、その楽器の弾き手である複数の人物を経つつ、〈もの思ひ〉の主題を深化させていったりもするのです。
本講座では、六条御息所・紫の上・朧月夜・宇治八の宮の姫君たちという女君たちを取り上げ、『源氏物語』の〈もの思ひ〉の諸相を、分かりやすくお話します。
【特記事項】
※本講座は対面型となります。
■対面型講座における感染予防対策については以下をご確認ください。
なお、本学独自の活動制限指針レベルおよび感染症拡大状況を踏まえ、中止とする場合があります。
・対面型講座における感染症予防対策について
・対面型講座出席者に感染者または濃厚接触者が出た場合の取扱フロー
■申込締切日:6月6日(火)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください
【講義概要】
第1回 6月14日(水) 六条御息所の〈もの思ひ〉
光源氏との恋に苦悩する六条御息所はもの思いの果てに生き霊となり、正妻葵の上に取憑きます。
第2回 6月28日(水) 紫の上の〈もの思ひ〉
女三の宮の降嫁に衝撃を受けもの思いを募らせる紫の上に、六条御息所の死霊が感応します。
第3回 7月 5日(水) 朧月夜の〈もの思ひ〉
光源氏への恋と朱雀帝の尚侍という立場に引き裂かれた朧月夜のもの思いについて考えます。
第4回 7月12日(水) 宇治の姫君たちの〈もの思ひ〉
もの思いのテーマは、琵琶という楽器の文学的背景を踏まえ、明石の御方から大君・中の君へと引き継がれていきます。
『源氏物語』は、いくつものテーマを抱えもつ物語です。登場人物たちの〈もの思ひ〉を描くこともまた、重要なテーマの一つでした。
〈もの思ひ〉の描かれ方・深まり方はけっして一様ではありません。ある場合には当時の遊離魂信仰を踏まえ、〈もの思ひ〉に動揺した魂が遊離して生き霊と化したり、病の果てに死に至ったりします。またある場合には楽器を〈もの思ひ〉の表象とし、その楽器の弾き手である複数の人物を経つつ、〈もの思ひ〉の主題を深化させていったりもするのです。
本講座では、六条御息所・紫の上・朧月夜・宇治八の宮の姫君たちという女君たちを取り上げ、『源氏物語』の〈もの思ひ〉の諸相を、分かりやすくお話します。
【特記事項】
※本講座は対面型となります。
■対面型講座における感染予防対策については以下をご確認ください。
なお、本学独自の活動制限指針レベルおよび感染症拡大状況を踏まえ、中止とする場合があります。
・対面型講座における感染症予防対策について
・対面型講座出席者に感染者または濃厚接触者が出た場合の取扱フロー
■申込締切日:6月6日(火)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください
【講義概要】
第1回 6月14日(水) 六条御息所の〈もの思ひ〉
光源氏との恋に苦悩する六条御息所はもの思いの果てに生き霊となり、正妻葵の上に取憑きます。
第2回 6月28日(水) 紫の上の〈もの思ひ〉
女三の宮の降嫁に衝撃を受けもの思いを募らせる紫の上に、六条御息所の死霊が感応します。
第3回 7月 5日(水) 朧月夜の〈もの思ひ〉
光源氏への恋と朱雀帝の尚侍という立場に引き裂かれた朧月夜のもの思いについて考えます。
第4回 7月12日(水) 宇治の姫君たちの〈もの思ひ〉
もの思いのテーマは、琵琶という楽器の文学的背景を踏まえ、明石の御方から大君・中の君へと引き継がれていきます。
備考
【教材】
・配付資料
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
・配付資料
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 西本 香子 |
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肩書き | 駒澤大学非常勤講師 |
プロフィール | これまで明治大学・桐朋学園大学音楽学部などの兼任講師を歴任。 明治大学大学院博士課程修了。博士(文学)。専門は『うつほ物語』『源氏物語』をはじめとする平安時代の物語文学。とくに、古代文学における音楽と王権との関係について、礼楽思想で尊ばれた琴(きん)の扱われ方を中心に考察している。著書に『古代日本の王権と音楽―古代祭祀の琴(こと)から源氏物語の琴(きん)へ―』(高志書院 2018年9月)がある。YouTubeで「西本香子の『うつほ物語』講座」を配信中。 |
名前 | 日向 一雅 |
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肩書き | 明治大学名誉教授 |
プロフィール | 東京大学・博士(文学)。主要著書『源氏物語の準拠と話型』至文堂、『源氏物語その生活と文化』中央公論美術出版、『源氏物語 東アジア文化の 受容から創造へ』笠間書院、岩波新書『源氏物語の世界』など。 |