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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-04-28 / 音楽 / 学内講座コード:23120313

古琴を知り、古琴を爪弾く【対面】 東洋文人音楽の世界【対面/日本の文化・歴史/世界の文化・歴史/その他/】

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月 9日(火)、 5月16日(火)、 5月23日(火)、 5月30日(火)、 6月 6日(火)
講座回数
5回
時間
14:00~15:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
15,125円
定員
20
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座趣旨】
古琴の思想や文化的意義を学びつつ、楽器に触れるワークショップもおこなう講座です。
古琴は2500年以上の歴史をもつ、中国起源の撥弦楽器です。中国を代表する音楽芸術として、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
古琴はこれを爪弾くことで内観を深め、より高い精神性に至ることをめざします。そのため君子の楽器とされ、古くから東アジア各国で受容されました。なかでも日本には、古琴受容の痕跡を示す多くの文物が遺っています。唐代の古琴や琴曲譜が現存するほか、『源氏物語』などの文学作品にも古琴が登場します。また江戸時代には、武家・儒者などの間で愛好されました。
古琴はいわば、東洋の文人たちが理想とする精神世界を具現化した、象徴的楽器なのです。本講座を入り口として、奥深い古琴の世界に触れてみて下さい。

【特記事項】
ワークショップはいくつかのグループに分かれ、一張の古琴を数人で使用する形で行います。

※本講座は対面型となります。

■対面型講座における感染予防対策については以下をご確認ください。
なお、本学独自の活動制限指針レベルおよび感染症拡大状況を踏まえ、中止とする場合があります。
対面型講座における感染症予防対策について
対面型講座出席者に感染者または濃厚接触者が出た場合の取扱フロー

■申込締切日:4月28日(金)


■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 5月 9日(火) 古代日本の音楽と琴(きん)
古代中国や日本では音楽が統治手段として重視され、中でも琴(きん=古琴)は皇室の楽器として尊ばれました。

第2回 5月16日(火) 古琴演奏会ー琴(きん)という楽器ー
現代に伝わる代表的琴曲を鑑賞し、また琴(きん)の構造・思想・歴史など基礎知識を学びます

第3回 5月23日(火) 『源氏物語』と琴(きん)
王朝物語文学における琴(きん)の奏者は皇統に限られ、『源氏物語』では光源氏の得意楽器ですが、源氏の琴には白居易や菅原道真の琴が響いている点について考えます

第4回 5月30日(火) 古琴弾奏 はじめの一歩(1)
元代の曲「黄鶯吟」(『事林広記』)、江戸時代の「陽関曲」「子夜呉歌」(『東皐琴譜』)など琴歌鑑賞。また実地に弾琴の姿勢、指使いの基礎を学びます。

第5回 6月 6日(火) 古琴弾奏 はじめの一歩(2)
宋時代の「鬲渓梅令」(『白石道人歌曲』)歌曲鑑賞。江戸時代の「富士」(『東皐琴譜』)、「人者」(今様 『玉堂琴譜』)など琴歌鑑賞。また実地に弾琴の姿勢、指使いの基礎を学びます。

備考

【教材】
配付資料

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 西本 香子
肩書き 駒澤大学非常勤講師
プロフィール これまで明治大学・桐朋学園大学音楽学部などの兼任講師を歴任。
明治大学大学院博士課程修了。博士(文学)。専門は『うつほ物語』『源氏物語』をはじめとする平安時代の物語文学。とくに、古代文学における音楽と王権との関係について、礼楽思想で尊ばれた琴(きん)の扱われ方を中心に考察している。著書に『古代日本の王権と音楽―古代祭祀の琴(こと)から源氏物語の琴(きん)へ―』(高志書院 2018年9月)がある。YouTubeで「西本香子の『うつほ物語』講座」を配信中。
名前 飛田 立史
肩書き 古琴家
プロフィール 日本を代表する琴人のひとり。日本人として戦後中国で正式に入門し古琴を学んだ草分け。伝統的な古琴の精神および弾琴法を伝える「正統派」として知られる。1979年渡中。北京語言学院(現北京語言大学)修了。北京大学歴史系卒業。在学中より中国芸術研究院音楽研究所の王迪副研究員に古琴を師事、「国手」管平湖の琴統を学ぶ。86~88年中国政府奨学金を受け上海音楽学院音楽研究所に留学、林友仁教授に師事。各地に老琴家を訪ね弾琴を聴く。
名前 日向 一雅
肩書き 明治大学名誉教授
プロフィール 東京大学・博士(文学)。主要著書『源氏物語の準拠と話型』至文堂、『源氏物語その生活と文化』中央公論美術出版、『源氏物語 東アジア文化の 受容から創造へ』笠間書院、岩波新書『源氏物語の世界』など。
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