講座詳細情報
申し込み締切日:2023-05-10 / 世界史 / 学内講座コード:23120305
隋唐帝国の政治と社会5【対面】 安史の乱後の政治と社会の変容【対面/世界の文化・歴史/その他/】
- 開催日
- 5月18日(木)、 6月 1日(木)、 6月15日(木)、 6月29日(木)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 14:00~15:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 12,100円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座趣旨】
中国悠久の歴史のなかで、ひときわ大きくそびえるのが隋唐300年(581-907年)の時代です。当時の世界でこれに比肩する国はなく、日本は、この巨大な王朝と向き合い、多くの文化を受け入れ、国の基を固めました。この国はどのようにして生れ、どのような歴史をたどり、中国・東アジア史の上に如何なる位置を占めたでしょうか。本講座では、時に前後の時代や周辺地域にも踏み出し、隋唐国家の特質やその魅力に迫ります。
今期は、安史の乱(755~763年)が終息した後の政治や社会の動静を押え、崩れた唐朝の足場がどう固め直されていくかを明らかにします。講義では図像や史料、時には新発見の史料や歴史のエピソードなどを交えながら進めます。
【特記事項】
講座では終了後、自由に質問していただき回答する時間を用意します。また機会があれば外にフィールドワークに出られることを願っています。
※本講座は対面型となります。
■対面型講座における感染予防対策については以下をご確認ください。
なお、本学独自の活動制限指針レベルおよび感染症拡大状況を踏まえ、中止とする場合があります。
・対面型講座における感染症予防対策について
・対面型講座出席者に感染者または濃厚接触者が出た場合の取扱フロー
■申込締切日:2023年5月10日(水)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
陸羽撰『茶経』冒頭図
【講義概要】
第1回 5月18日(木) 河朔三鎮から藩鎮体制へ:安史の乱後の地方状況
安史の乱が終息した後、旧河北領内に河朔(かさく)三鎮が残り、各地に節度使が自立し、唐の基盤を一変させます。その全容と構造に踏み込みます。
第2回 6月 1日(木) 皇帝の親軍「神策軍」と宦官の台頭
安史の乱へて府兵制に基づく中央軍は解体し、代わりを皇帝の親軍=神策軍が果たし、その軍権が宦官に委ねられました。この中央軍の変質とその意味を詳しく論じます。
第3回 6月15日(木) 租庸調制から商税・専売・両税制へ:財政国家への道
安史の乱は唐の税体系も根底から変更させました。それは人頭税に基づく国家から、金銭を徴収する財政国家への変容でした。その意義を踏み込んで考えます。
第4回 6月29日(木) 陸羽の「茶経」と飲茶の風習
安史の乱の最中の760年頃に成立した陸羽の「茶経」を手がかりに、茶の歴史や飲茶の風の定着と広がり、茶の専売制などを取り上げます。
中国悠久の歴史のなかで、ひときわ大きくそびえるのが隋唐300年(581-907年)の時代です。当時の世界でこれに比肩する国はなく、日本は、この巨大な王朝と向き合い、多くの文化を受け入れ、国の基を固めました。この国はどのようにして生れ、どのような歴史をたどり、中国・東アジア史の上に如何なる位置を占めたでしょうか。本講座では、時に前後の時代や周辺地域にも踏み出し、隋唐国家の特質やその魅力に迫ります。
今期は、安史の乱(755~763年)が終息した後の政治や社会の動静を押え、崩れた唐朝の足場がどう固め直されていくかを明らかにします。講義では図像や史料、時には新発見の史料や歴史のエピソードなどを交えながら進めます。
【特記事項】
講座では終了後、自由に質問していただき回答する時間を用意します。また機会があれば外にフィールドワークに出られることを願っています。
※本講座は対面型となります。
■対面型講座における感染予防対策については以下をご確認ください。
なお、本学独自の活動制限指針レベルおよび感染症拡大状況を踏まえ、中止とする場合があります。
・対面型講座における感染症予防対策について
・対面型講座出席者に感染者または濃厚接触者が出た場合の取扱フロー
■申込締切日:2023年5月10日(水)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
陸羽撰『茶経』冒頭図
【講義概要】
第1回 5月18日(木) 河朔三鎮から藩鎮体制へ:安史の乱後の地方状況
安史の乱が終息した後、旧河北領内に河朔(かさく)三鎮が残り、各地に節度使が自立し、唐の基盤を一変させます。その全容と構造に踏み込みます。
第2回 6月 1日(木) 皇帝の親軍「神策軍」と宦官の台頭
安史の乱へて府兵制に基づく中央軍は解体し、代わりを皇帝の親軍=神策軍が果たし、その軍権が宦官に委ねられました。この中央軍の変質とその意味を詳しく論じます。
第3回 6月15日(木) 租庸調制から商税・専売・両税制へ:財政国家への道
安史の乱は唐の税体系も根底から変更させました。それは人頭税に基づく国家から、金銭を徴収する財政国家への変容でした。その意義を踏み込んで考えます。
第4回 6月29日(木) 陸羽の「茶経」と飲茶の風習
安史の乱の最中の760年頃に成立した陸羽の「茶経」を手がかりに、茶の歴史や飲茶の風の定着と広がり、茶の専売制などを取り上げます。
備考
【教材】
配付資料
参考文献
氣賀澤保規著『中国の歴史6 絢爛たる世界帝国 隋唐帝国』(講談社学術文庫, 2020年,1,485円(税込))
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
配付資料
参考文献
氣賀澤保規著『中国の歴史6 絢爛たる世界帝国 隋唐帝国』(講談社学術文庫, 2020年,1,485円(税込))
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 氣賀澤 保規 |
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肩書き | 明治大学元教授 東アジア石刻文物研究所所長 東洋文庫研究員 博士(文学) |
プロフィール | 京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より2014年3月明治大学文学部教授。清華大学招聘教授など。専門は中国中世史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞)、『則天武后』(講談社学術文庫)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(同)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)、『雲南の歴史と文化とその風土』(明大人文研叢書)、『隋唐洛陽と東アジア』(法蔵館)、『現代語訳北斉書』(勉誠出版)など。 |