講座詳細情報
申し込み締切日:2022-05-30 / 文学 / 学内講座コード:22120228
令和に読む漱石書簡―子規への手紙、作家になるまでの手紙 【Zoom/日本の文化・歴史/文学/】
- 開催日
- 6月 7日(火)、 6月14日(火)、 6月21日(火)、 6月28日(火)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 7,920円
- 定員
- 90
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
夏目漱石はその生涯において、全集に収録されたものだけでも、約2500通の書簡を残しました。電話を使うことも稀で、メール、ラインはもちろんない時代だからとも言えますが、その内容を見てみると、手紙というコミュニケーション手段の持っている豊饒さを強く感じさせてくれます。
この講座では漱石の初期の書簡に注目して、親友正岡子規に宛てた手紙、イギリス留学中に妻や友人に宛てた手紙、『吾輩は猫である』を書き始めて作家になって行く過程での手紙を読みます。それによって、文学に対して鋭敏な意識を持つとともに、類い稀なユーモアのセンス、人間に対する暖かい信頼感を持っていた漱石が、どのように自分と他人との交流の絆を築いていたかを知り、漱石文学の原点の生成を探ります。
【特記事項】
※本講座はリアルタイム配信型(見逃し配信付き)となります。
■見逃し配信視聴方法(収録動画のストリーミング配信)
各回実施日の翌々日(日・祝日を除く)21時までに会員のページ「マイページ」に公開します。
視聴期限は、最終回の収録動画を公開してから2週間後です。期間中は何度でも視聴できます。
見逃し配信に関する詳細及び注意事項は、下記「オンライン講座ご受講にあたって」をご確認ください。
※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。
※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。
■申込締切日:5月30日(月)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 6月 7日(火) 正岡子規への手紙
漱石が子規に宛てた手紙を読みます。厭世観、初恋などを語り、また長文の思考を語る手紙などから、漱石の青春を浮かび上がらせます。
第2回 6月14日(火) イギリス留学時代の手紙
遠い異国で漱石が家族、友人に送った手紙を読みます。異文化へのとまどい、故国の懐かしさなど、漱石がロンドンで何を考えたかを探ります。
第3回 6月21日(火) 『吾輩は猫である』前後の手紙
『吾輩は猫である』で作家になった漱石、その時期の書簡から作家として成長していく漱石像を炙り出します。
第4回 6月28日(火) 朝日新聞入社までの手紙
自分の小説への世間の批評を気にかけ、鈴木三重吉、森田草平などの若い世代への理解を示しながら、教師をやめて作家として生きることを決意するまでの時期の手紙を読みます。
夏目漱石はその生涯において、全集に収録されたものだけでも、約2500通の書簡を残しました。電話を使うことも稀で、メール、ラインはもちろんない時代だからとも言えますが、その内容を見てみると、手紙というコミュニケーション手段の持っている豊饒さを強く感じさせてくれます。
この講座では漱石の初期の書簡に注目して、親友正岡子規に宛てた手紙、イギリス留学中に妻や友人に宛てた手紙、『吾輩は猫である』を書き始めて作家になって行く過程での手紙を読みます。それによって、文学に対して鋭敏な意識を持つとともに、類い稀なユーモアのセンス、人間に対する暖かい信頼感を持っていた漱石が、どのように自分と他人との交流の絆を築いていたかを知り、漱石文学の原点の生成を探ります。
【特記事項】
※本講座はリアルタイム配信型(見逃し配信付き)となります。
■見逃し配信視聴方法(収録動画のストリーミング配信)
各回実施日の翌々日(日・祝日を除く)21時までに会員のページ「マイページ」に公開します。
視聴期限は、最終回の収録動画を公開してから2週間後です。期間中は何度でも視聴できます。
見逃し配信に関する詳細及び注意事項は、下記「オンライン講座ご受講にあたって」をご確認ください。
※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。
※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。
■申込締切日:5月30日(月)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 6月 7日(火) 正岡子規への手紙
漱石が子規に宛てた手紙を読みます。厭世観、初恋などを語り、また長文の思考を語る手紙などから、漱石の青春を浮かび上がらせます。
第2回 6月14日(火) イギリス留学時代の手紙
遠い異国で漱石が家族、友人に送った手紙を読みます。異文化へのとまどい、故国の懐かしさなど、漱石がロンドンで何を考えたかを探ります。
第3回 6月21日(火) 『吾輩は猫である』前後の手紙
『吾輩は猫である』で作家になった漱石、その時期の書簡から作家として成長していく漱石像を炙り出します。
第4回 6月28日(火) 朝日新聞入社までの手紙
自分の小説への世間の批評を気にかけ、鈴木三重吉、森田草平などの若い世代への理解を示しながら、教師をやめて作家として生きることを決意するまでの時期の手紙を読みます。
備考
【教材】
・配付資料
会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。
・テキスト情報
『漱石書簡集』(三好行雄編、岩波文庫、2020年)760円
補助資料は授業時に配布
・配付資料
会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。
・テキスト情報
『漱石書簡集』(三好行雄編、岩波文庫、2020年)760円
補助資料は授業時に配布
講師陣
名前 | 藤澤 るり |
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肩書き | 元明治大学・東京大学非常勤講師 文学博士 |
プロフィール | 東京外国語大学非常勤講師を皮切りに明治大学、東京大学、武蔵大学、桜美林大学等の非常勤講師を歴任。近代文学、日本語表現、留学生授業等を担当。専門は夏目漱石研究。また、樋口一葉も研究している。2018年『夏目漱石の文学的現場 意識と思考の焦点』(青簡舎、2017年12月)により東京大学より文学博士号を受ける。共著に『漱石事典』『論集 樋口一葉IV、V』等がある。 |