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講座詳細情報

申し込み締切日:2021-04-30 / 文学 / 学内講座コード:21120051

【リアルタイム】『遠野物語』とその周辺VI

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー オンライン講座(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月11日(火)、5月25日(火)、8日(火)、6月22日(火)、7月6日(火)、7月20日(火)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
12,100円
定員
60
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
『遠野物語』の世界を考える時、忘れてならないのは東北における「異界」の近さです。東北において「異界」は、日常の暮らしのすぐそばに存在しています。この講座ではそのような世界観を理解するために、東北地方に伝わる昔話や伝説、民俗や信仰などを取り上げ、半期ごとに共通テーマを設定して講述していきます。今期は「異界との交流」が共通のテーマです。時に佐々木喜善や宮沢賢治、伊能嘉矩などの著書にも言及し、『遠野物語』解釈のさらなる深化を目指します。

【特記事項】
※本講座はオンライン受講のみとなります。

※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。

※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。

■申込締切日:4月30日(金)

■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 5月11日(火) 山の怪異
人々は山中の闇の中に、「里」とは同化できない異類の存在を見ていました。

第2回 5月25日(火) 神隠し
神隠しとは何か、その構造について『遠野物語』を中心に考えます。

第3回 6月 8日(火) 異界と交易
『遠野物語拾遺』には、「山」と「里」の間で行われていた沈黙交易が語られていました。

第4回 6月22日(火) 里の中の異界
共同体内部に生じた「富」への憎悪を、ザシキワラシやカッパの伝承から解き明かします。

第5回 7月 6日(火) 狐と近代
豊穣伸から人を化かす存在へと狐を変えたのは何か、農村の近代化から考えます。

第6回 7月20日(火) 魂の行方
生者や死者の思いが凝って出歩く姿が幻になって見えると、遠野は人々は信じていました。

備考

【教材】
・配付資料
・柳田国男『遠野物語』角川ソフィア文庫 (¥520+税)
・永藤靖『共振する異界 遠野物語と異類たち』三弥井出版 (\2500+税)

※教材は、各自購入願います
※配付資料は、会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 堂野前 彰子
肩書き 明治大学経営学部兼任講師
プロフィール 明治大学大学院修了、博士(文学)。日本古代文学専攻。古代日本文学における「交換・交易」についての研究を行う一方、琉球文学『遺老説伝』や韓国文学『三国遺事』の研究も行う。著書に『日本神話の男と女―「性」という視点』(三弥井書店)、『古代日本神話と水上交流』(三弥井書店)主な論文に「神話としての「一夜孕み」」、「『古事記』と交易の道」、「『常陸国風土記』に描かれた倭武天皇」、「『遠野物語』の中の蝦夷」などがある。

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