大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
『続日本紀』の購読は、7年目を迎え、女帝の孝謙天皇の時代です。巻17と巻18を中心に読み進めます。恭仁宮・紫香楽宮への遷都が終焉し、後期の平城宮で政治が執行されます。独身女性の皇太子阿倍内親王が即位した時代ですが、政局は必ずしも安定して推移するわけではありません。独身の女帝を念頭におきながら、『続日本紀』を購読していきます。この時代は、「天平感宝」「天平勝宝」「天平宝字」「天平神護」などという、4字熟語の年号が続きます。道鏡の由義寺が見つかりましたが、考古学の発掘成果に学びながら、古代政治のしくみや慣習などを再確認して読んでいきたいと思います。

【特記事項】
※本講座はオンライン受講のみとなります。

※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。

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■申込締切日:4月30日(金)

■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 5月11日(火) 新孝謙天皇 1
「天平勝宝」改元と紫微中台

第2回 5月25日(火) 新孝謙天皇 2
河内国知識寺と大嘗祭

第3回 6月 8日(火) 新孝謙天皇 3
豊前国宇佐郡の八幡大神の入京

第4回 6月22日(火) 新孝謙天皇 4
吉備真備の左遷

第5回 7月13日(火) 新孝謙天皇 5
遣唐使の任命

第6回 7月27日(火) 新孝謙天皇 6
東大寺行幸

【講座をお薦めする方】
奈良時代の歴史に関心がある方。

【教材】
配付資料
会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	吉村 武彦
肩書き	明治大学名誉教授
プロフィール	1945年朝鮮生まれ。京都・大阪育ち。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。専攻は、日本古代史。主な著書に、『日本古代の社会と国家』(岩波書店)、『新版 古代天皇の誕生』(角川ソフィア文庫)、『聖徳太子』(岩波新書)、『ヤマト王権』(岩波新書)、『女帝の古代日本』(岩波書店)、『蘇我氏の古代』『大化改新を考える』(岩波新書)他多数。