講座詳細情報
申し込み締切日:2021-04-30 / 文学 / 学内講座コード:21120014
【リアルタイム】「文化」からみる中国史4 中国王朝体制を築いた秦・前漢時代
- 開催日
- 5月13日(木)、5月27日(木)、6月10日(木)、6月24日(木)、8日(木)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 11,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
中国は現在、歴史上かつてないレベルで急激に膨張、肥大化を続けています。この国はいったいどう変わっていくか。この現実を見極めるために、改めて中国史に立ち返り、本質を理解することが求められています。そうした問題意識のもと、本講座では従来とはちがう、「文化」という視座から中国史に踏みこみます。本講座でいう「文化」とは文学や芸術などに限定されない、人類が歴史上にのこした「営為や足跡」すべてを「文化的所産」とみなす立場です。ここから縦横に広がる中国史に筋道をつけ、その本質に迫ります。
今期は、中国史上最初の統一国家を生み出した秦から前漢に焦点をあて(前3世紀後半から紀元前後)、集権国家体制の成り立ちと思想?文化の特質を考えます。日本ではちょうど弥生時代に入る頃、まだ国家の萌芽もみえない時期に当たります。
【特記事項】
※本講座はオンライン受講のみとなります。
※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。
※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。
■申込締切日:4月30日(金)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 5月13日(木) 秦の始皇帝の統一から楚漢の戦いの文化史的考察
始皇帝による「全土の統一」から項羽と劉邦の「楚漢の戦い」に及ぶ流れをたどり、中国王朝成立の原点を考えます。
第2回 5月27日(木) 漢の儒教一尊政策と董仲舒(とうちゅうじょ)
漢の大儒として儒教の国教化を実現した董仲舒の役割を明らかにし、あわせて儒教経典をめぐる漢代の近文・古文の論争に及びます。また渋沢栄一の『論語と算盤』にあやかって、『論語』の本質も考えます。
第3回 6月10日(木) 司馬遷『史記』の世界:「天道は是か非か」
『史記』は、前漢・武帝時代を生きた司馬遷がまとめた通史で、最初の正史です。男を奪われ、「生き恥」をさらしながら、本書を書きぬいた。その彼の激しい思いに身を寄せながら、『史記』の全体像を浮き彫りにします。
第4回 6月24日(木) 中国目録学の成立と劉向父子の役割
目録学は学問の骨組み、体系化です。中国では早く前1世紀末、劉向・劉?父子のもとで最初に形づくられます。父子の目録学を押さえ、後にどう展開するかを明らかにします。
第5回 7月 8日(木) 漢字の歴史と構造および文房四宝
漢字の歴史と構造を明らかにし、その世界文字に占める独自の位置を考えます。あわせてそれで記録するための道具(=文房四宝)と中国文化との関係を論じます。
中国は現在、歴史上かつてないレベルで急激に膨張、肥大化を続けています。この国はいったいどう変わっていくか。この現実を見極めるために、改めて中国史に立ち返り、本質を理解することが求められています。そうした問題意識のもと、本講座では従来とはちがう、「文化」という視座から中国史に踏みこみます。本講座でいう「文化」とは文学や芸術などに限定されない、人類が歴史上にのこした「営為や足跡」すべてを「文化的所産」とみなす立場です。ここから縦横に広がる中国史に筋道をつけ、その本質に迫ります。
今期は、中国史上最初の統一国家を生み出した秦から前漢に焦点をあて(前3世紀後半から紀元前後)、集権国家体制の成り立ちと思想?文化の特質を考えます。日本ではちょうど弥生時代に入る頃、まだ国家の萌芽もみえない時期に当たります。
【特記事項】
※本講座はオンライン受講のみとなります。
※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。
※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。
■申込締切日:4月30日(金)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 5月13日(木) 秦の始皇帝の統一から楚漢の戦いの文化史的考察
始皇帝による「全土の統一」から項羽と劉邦の「楚漢の戦い」に及ぶ流れをたどり、中国王朝成立の原点を考えます。
第2回 5月27日(木) 漢の儒教一尊政策と董仲舒(とうちゅうじょ)
漢の大儒として儒教の国教化を実現した董仲舒の役割を明らかにし、あわせて儒教経典をめぐる漢代の近文・古文の論争に及びます。また渋沢栄一の『論語と算盤』にあやかって、『論語』の本質も考えます。
第3回 6月10日(木) 司馬遷『史記』の世界:「天道は是か非か」
『史記』は、前漢・武帝時代を生きた司馬遷がまとめた通史で、最初の正史です。男を奪われ、「生き恥」をさらしながら、本書を書きぬいた。その彼の激しい思いに身を寄せながら、『史記』の全体像を浮き彫りにします。
第4回 6月24日(木) 中国目録学の成立と劉向父子の役割
目録学は学問の骨組み、体系化です。中国では早く前1世紀末、劉向・劉?父子のもとで最初に形づくられます。父子の目録学を押さえ、後にどう展開するかを明らかにします。
第5回 7月 8日(木) 漢字の歴史と構造および文房四宝
漢字の歴史と構造を明らかにし、その世界文字に占める独自の位置を考えます。あわせてそれで記録するための道具(=文房四宝)と中国文化との関係を論じます。
備考
【講座をお薦めする方】
中国史・東アジア史に関心ある方、中国史の本質に興味のある方
【画像:漢代太学の授業風景】
【教材】
配付資料
会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。
※参考資料は授業中に適宜紹介します。
※講義の概容、関係史料などは毎回まとめて掲載しますので、自由に
ダウンロードし参考にしてください。当日はそれに、関係史料や図像などを追加して進めます。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
中国史・東アジア史に関心ある方、中国史の本質に興味のある方
【画像:漢代太学の授業風景】
【教材】
配付資料
会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。
※参考資料は授業中に適宜紹介します。
※講義の概容、関係史料などは毎回まとめて掲載しますので、自由に
ダウンロードし参考にしてください。当日はそれに、関係史料や図像などを追加して進めます。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 氣賀澤 保規 |
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肩書き | 元明治大学文学部教授 明治大学東アジア石刻文物研究所所長 東洋文庫研究員 博士(文学) |
プロフィール | 京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より2014年3月明治大学文学部教授。専門は中国中世の政治社会文化史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞受賞)、『則天武后』(講談社学術文庫)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社学術文庫)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)、『中国中世仏教石刻の研究』(勉誠出版)、『中国仏教社会の基層構造の研究』、『雲南の歴史と文化とその風土』(明大人文研叢書)、『新編唐代墓誌所在総合目録』、『隋唐洛陽と東アジア』(法蔵館)など。 |