講座詳細情報
申し込み締切日:2021-05-27 / 文学 / 学内講座コード:21120002
【リアルタイム】先史・古代の海洋民を考える 第66回明治大学博物館公開講座 考古学ゼミナール
- 開催日
- 6月 4日(金)、6月11日(金)、6月18日(金)、6月25日(金)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 18:00~20:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,500円
- 定員
- 60
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
日本列島は海に囲まれた島国であり、そこに住む人々は先史時代から海と深いかかわりを持って生活を営んできました。漁や製塩、貝製装身具など豊かな海の資源を利用してきたほか、大陸から海を渡り、列島に定着した人々によって黒曜石や稲作、金属器などさまざまなモノや文化が海を介して行き交いました。そうした動きの担い手となった海での活動を生業とした人々である「海洋民」の具体的な姿について、近年、考古学の視点から様々な研究のアプロ―チが行われています。今回の講座では、最新研究によって明らかになってきた旧石器時代から古墳時代までの日本列島における海洋民の実像に迫ります。
【特記事項】
■対面での講座実施については講座開始月の約一か月前の状況をもとに受付開始の判断を行います。
状況次第では開講を見送る場合やオンライン講座に変更となる場合もございますのでご了承ください。
受付開始5月上旬
第66回明治大学博物館公開講座 考古学ゼミナール
※この講座は、割引対象外です。
【講義概要】
第1回 6月 4日(金) 旧石器・縄文時代の人と海
現生人類の列島への到達、黒曜石などの長距離移動が示す先史時代の渡航能力、その航海を支えた舟について検討します。
第2回 6月11日(金) 弥生時代の海人集団とは
洞穴遺跡や貝輪・黒曜石の交易など三浦半島や島嶼部の遺跡から海にかかわる集団の姿を復元します。
第3回 6月18日(金) 海浜型墳墓と首長を支えた集団
海浜部に築かれた大型の古墳や豊富な副葬品を持つ墓の主と首長を支えた集団の実像とは。
第4回 6月25日(金) 紀伊の海人集団と古代豪族・紀氏
遺跡や古墳から復元される紀伊の海人集団の様相と、日本書紀にも登場する豪族・紀氏との関係を考えます。
日本列島は海に囲まれた島国であり、そこに住む人々は先史時代から海と深いかかわりを持って生活を営んできました。漁や製塩、貝製装身具など豊かな海の資源を利用してきたほか、大陸から海を渡り、列島に定着した人々によって黒曜石や稲作、金属器などさまざまなモノや文化が海を介して行き交いました。そうした動きの担い手となった海での活動を生業とした人々である「海洋民」の具体的な姿について、近年、考古学の視点から様々な研究のアプロ―チが行われています。今回の講座では、最新研究によって明らかになってきた旧石器時代から古墳時代までの日本列島における海洋民の実像に迫ります。
【特記事項】
■対面での講座実施については講座開始月の約一か月前の状況をもとに受付開始の判断を行います。
状況次第では開講を見送る場合やオンライン講座に変更となる場合もございますのでご了承ください。
受付開始5月上旬
第66回明治大学博物館公開講座 考古学ゼミナール
※この講座は、割引対象外です。
【講義概要】
第1回 6月 4日(金) 旧石器・縄文時代の人と海
現生人類の列島への到達、黒曜石などの長距離移動が示す先史時代の渡航能力、その航海を支えた舟について検討します。
第2回 6月11日(金) 弥生時代の海人集団とは
洞穴遺跡や貝輪・黒曜石の交易など三浦半島や島嶼部の遺跡から海にかかわる集団の姿を復元します。
第3回 6月18日(金) 海浜型墳墓と首長を支えた集団
海浜部に築かれた大型の古墳や豊富な副葬品を持つ墓の主と首長を支えた集団の実像とは。
第4回 6月25日(金) 紀伊の海人集団と古代豪族・紀氏
遺跡や古墳から復元される紀伊の海人集団の様相と、日本書紀にも登場する豪族・紀氏との関係を考えます。
備考
【教材】
配付資料
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
配付資料
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 忽那 敬三 |
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肩書き | 明治大学博物館学芸員 |
プロフィール | 1975年静岡生まれ。大阪大学大学院博士課程前期修了。岡山大学埋蔵文化財調査研究センター助手を経て現職(考古部門担当)。埋葬に関わる遺物や遺跡から、弥生・古墳時代の家族や祭祀のありかたを復元する研究に取り組む。おもな著作に、『ウィリアム・ガウランドと日本の古墳研究』(2019)、「弥生人のライフプロセス」(同成社『弥生時代の考古学』9,2011)、『王の埴輪―玉里舟塚古墳の埴輪群―』(2010)など。 |
名前 | 島田 和高 |
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肩書き | 明治大学博物館学芸員(考古部門) |
プロフィール | 明治大学大学院博士後期課程中退。専門は旧石器時代の考古学。明治大学博物館学芸員として考古部門を担当する。現在は、石器時代の黒曜石資源開発史や日本列島における現代人の定着に関する考古学的研究を推進。 |
名前 | 池谷 信之 |
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肩書き | 明治大学黒耀石研究センター特任教授 |
プロフィール | 1983年明治大学大学院博士前期課程修了。博士(史学)。専門は旧石器時代~弥生時代の黒曜石流通史、文化財科学、海洋考古学。国立科学博物館の主催する「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」のメンバーとして、丸木舟のデザインを担当し、2019年7月の台湾-与那国島航海を成功させる。主な著書は『黒潮を渡った黒曜石 見高段間遺跡』(2005年新泉社)、『黒曜石考古学』(2009年新泉社)。 |
名前 | 杉山 浩平 |
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肩書き | 東京大学大学院 総合文化研究科 特任研究員 |
プロフィール | 1972年生まれ。駒澤大学大学院 人文科学研究科 博士後期課程 修了。東京大学大学院 人文社会系研究科 助手や同 農学生命科学研究科 特任研究員を経て、現職。 |
名前 | 西川 修一 |
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肩書き | 神奈川県立旭高等学校教諭 |
プロフィール | 1958年 横浜市 生まれ 1981年 早稲田大学教育学部卒、神奈川県立高等学校、県立埋蔵文化財センター・かながわ考古学財団、県教育庁などを歴任。専門は日本考古学 弥生~古墳時代の列島東部の交易・集団関係。主な著書に「洞穴遺跡にみる海洋民の様相」『海浜型前方後円墳の時代』(同成社2015)。『列島東部における弥生後期の変革-久ヶ原・弥生町期の現在と未来-』(共著六一書房2015)などがある。 |
名前 | 冨加見 泰彦 |
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肩書き | 岡山理科大学・大阪経済大学非常勤講師 |
プロフィール | 「日本霊異記」に記された白鳳時代の狭屋寺の発掘調査(3年)、紀氏の本願地である鳴神地区遺跡の発掘調査(1年)、古墳時代西日本最大級の漁撈集落である西庄遺跡の発掘調査(3年)、大阪府に出向時は最古級の須恵器を産した陶邑大庭寺の発掘調査(5年)に従事しました。近年では岩橋千塚の整備事業に伴い前山A13号墳、天王塚古墳などの発掘調査に従事しました。 |