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講座詳細情報

申し込み締切日:2020-04-08 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:20120060

悟りと修行 仏教は何を求めてきたのか?

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月16日(木)、4月23日(木)、4月30日(木)、5月 7日(木)、5月14日(木)、5月21日(木)、5月28日(木)、6月 4日(木)、6月11日(木)、6月18日(木)
講座回数
10回
時間
10:30~12:00
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
26,400円
定員
20
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座趣旨】
仏教の始まりはブッダが菩提樹下で悟りを開いた時ではない。ブッダが布教を始めた時こそが仏教の始まりである。なぜこのギャップが生じたのか。理由はブッダが悟りの内実が誰にも理解されないと思っていたからだ。その後、ブッダは翻意して説教を始めたが、悟りについては「真理は体得するしかなく、言葉では表現できない」といって語らなかった。ブッダが弟子たちに教えたのは、悟りに達した心身の状態の素晴らしさと悟りへ到達するための修行法だった。その結果、ブッダ以後の仏教者たちは、悟りとは何か、悟りへ到達する修行は何をどうすべきか、と思いをめぐらし、試行錯誤を重ねざるを得なかった。本講座ではブッダ以前から日本仏教に至るまで、歴代の仏教者たちが試みた悟りと修行に関する理論と実践を学び、仏教とは何かを根底から考える。

【特記事項】
※お知らせ※
2020年度春期リバティアカデミー講座について,予定どおり募集を受け付けますが,新型コロナウイルス等感染症の状況により,今後,縮小・延期・中止等の判断を行う可能性があります。
リバティアカデミーから発信される情報をこまめに確認するようお願いします。(2020年2月27日)


【講義概要】
第1回 4月16日(木) ブッダ以前の悟りと修行
ヴェーダとウパニシャッド時代の悟りと修行

第2回 4月23日(木) ブッダの悟りと修行
ブッダは何を求めたのか。ブッダは苦行したのか。なぜ悟りは誰にも理解されないと考えたのか。

第3回 4月30日(木) 初期仏教の悟りと修行
なぜ徹底的な禁欲が求められたのか。古典的な瑜伽行(ヨーガ=坐禅)の実践法とは。

第4回 5月 7日(木) 法華経の悟りと修行
法華経はなぜ初期仏教の悟りを否定したのか。万人がいつかは成仏できるというのは本当か。

第5回 5月14日(木) 阿弥陀信仰(浄土教)の悟りと修行
極楽往生と悟りの関係を考える。他力は仏教と言えるのか。

第6回 5月21日(木) インド密教の悟りと修行
梵我一如はヒンドゥー教か仏教か。マンダラ瞑想法とは何か。

第7回 5月28日(木) 性ヨーガの悟りと修行
なぜ後期密教は修行に性行為を導入したのか。至高の快楽と悟りはどう関係するのか。

第8回 6月 4日(木) 禅宗の悟りと修行
禅の悟りはブッダの悟りか。坐禅の真骨頂とは何か。労働と悟りはどう関係するのか。

第9回 6月11日(木) 空海の即身成仏の悟りと修行
人は生まれた身体のまま、今の人生で悟れるのか。悟ったら、どうするのか。

第10回 6月18日(木) 誰でもできる修行はあるのか
悟りは一つとは限らないのか。無限にあるのか。では私たちは何をどうすべきなのか。

備考

【教材】
配付資料

講師陣

名前 正木 晃
肩書き 宗教学者
プロフィール 1953年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター客員助教授、中京女子大学助教授などを経て、現在は慶應義塾大学文学部非常勤講師。専門領域は宗教学。日本とチベットの仏教や修験道を中心に、修行における心身の変容、宗教図像学などを研究。また仏教の智恵を現代に再生し利用する各種の企画を立案し実践する。
名前 林 雅彦
肩書き 明治大学名誉教授 唱導文化研究所代表
プロフィール 1944年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専攻は説話文学・絵解き、アジアの宗教民俗学。単著・共著・編著に『日本の絵解き―資料と研究』、『絵解きの東漸』、『日本における民衆と宗教』、『「生と死」の東西文化史』『唱導文化の比較研究』など多数。絵解き研究で第6回日本古典文学会賞受賞。説話文学会代表委員、国際熊野学会代表委員を歴任。新宮市市政功労者。
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