講座詳細情報
申し込み締切日:2020-04-06 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:20120056
風水思想と東アジア その歴史と墓地風水
- 開催日
- 4月14日(火)、4月28日(火)、5月12日(火)、5月26日(火)、6月 9日(火)、6月23日(火)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 14,850円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座趣旨】
昨年度に引き続いて、東アジアの人々の生活に根ざした環境影響評価法としての「風水思想」を紹介したいと思います。昨年度は中国を中心とした世界秩序の一つとして「華」(文明)の遺産=環境アセスメントの知識が中国で活用され、周辺各国に伝えられたことを紹介しました。今年度は華文明の影響を受けつつ、独自の風水思想を育み政策や生活に生かしてきた各国(日本国、琉球国など)の歴史を解説し、とくに風水思想の核心である古典原典の解説と、墓地風水に関する中国・日本・琉球ほかの個別事例を紹介したいと思います。本講義により東アジアや東南アジアの一部地域に共通した前方後円墳ほか各国の風水思想に基づく墓地環境など、いかに環境と調和した数々の墓地建造物が造られてきたのか理解できると思 っています。このような環境観や思想を理解することが、東アジア共通の歴史と現代東アジアの思想や文化を再認識することにつながるだろうと思います。そのためこの講座では、昨年度に引き続き豊富な史資料と東アジア各地の事例を紹介しながら、「風水思想」とはいったい何であるのか、さらに回を重ねつつ、その全貌に迫りたいと思います。
【特記事項】
風水占いの講習会ではないので注意して下さい
※お知らせ※
2020年度春期リバティアカデミー講座について,予定どおり募集を受け付けますが,新型コロナウイルス等感染症の状況により,今後,縮小・延期・中止等の判断を行う可能性があります。
リバティアカデミーから発信される情報をこまめに確認するようお願いします。(2020年2月27日)
【講義概要】
第1回 4月14日(火) 日本風水史
百済からの風水思想の学習輸入に始まり、江戸期から庶民生活の風水知識になった経緯を解説
第2回 4月28日(火) 沖縄風水史
風水思想を官僚が福建省で学び国策として生かしてきた琉球国史と、明治以降に庶民化した経緯を解説
第3回 5月12日(火) 原典『葬経』の解説 : 人類学的分析
「地気」が人体に及ぼす影響こそ風水思想の本義。原典『葬経』に何が書かれているかを分析・解説
第4回 5月26日(火) 中国の墓地風水解説
漢代から現代に至るまでの墓地造営に関する風水思想の特徴を、中国史とその現況から紹介。
第5回 6月 9日(火) 日本・沖縄の墓地風水解説
日本は聖徳太子の墓、天皇陵など史料が散見。沖縄は墓の風水図や習慣が数多く、その事例を紹介。
第6回 6月23日(火) 東アジアの墓地と風水
東アジア(中国・韓国・日本・沖縄)の墓地形状や環境を画像を用いて比較し、分布上の特徴を解説。
昨年度に引き続いて、東アジアの人々の生活に根ざした環境影響評価法としての「風水思想」を紹介したいと思います。昨年度は中国を中心とした世界秩序の一つとして「華」(文明)の遺産=環境アセスメントの知識が中国で活用され、周辺各国に伝えられたことを紹介しました。今年度は華文明の影響を受けつつ、独自の風水思想を育み政策や生活に生かしてきた各国(日本国、琉球国など)の歴史を解説し、とくに風水思想の核心である古典原典の解説と、墓地風水に関する中国・日本・琉球ほかの個別事例を紹介したいと思います。本講義により東アジアや東南アジアの一部地域に共通した前方後円墳ほか各国の風水思想に基づく墓地環境など、いかに環境と調和した数々の墓地建造物が造られてきたのか理解できると思 っています。このような環境観や思想を理解することが、東アジア共通の歴史と現代東アジアの思想や文化を再認識することにつながるだろうと思います。そのためこの講座では、昨年度に引き続き豊富な史資料と東アジア各地の事例を紹介しながら、「風水思想」とはいったい何であるのか、さらに回を重ねつつ、その全貌に迫りたいと思います。
【特記事項】
風水占いの講習会ではないので注意して下さい
※お知らせ※
2020年度春期リバティアカデミー講座について,予定どおり募集を受け付けますが,新型コロナウイルス等感染症の状況により,今後,縮小・延期・中止等の判断を行う可能性があります。
リバティアカデミーから発信される情報をこまめに確認するようお願いします。(2020年2月27日)
【講義概要】
第1回 4月14日(火) 日本風水史
百済からの風水思想の学習輸入に始まり、江戸期から庶民生活の風水知識になった経緯を解説
第2回 4月28日(火) 沖縄風水史
風水思想を官僚が福建省で学び国策として生かしてきた琉球国史と、明治以降に庶民化した経緯を解説
第3回 5月12日(火) 原典『葬経』の解説 : 人類学的分析
「地気」が人体に及ぼす影響こそ風水思想の本義。原典『葬経』に何が書かれているかを分析・解説
第4回 5月26日(火) 中国の墓地風水解説
漢代から現代に至るまでの墓地造営に関する風水思想の特徴を、中国史とその現況から紹介。
第5回 6月 9日(火) 日本・沖縄の墓地風水解説
日本は聖徳太子の墓、天皇陵など史料が散見。沖縄は墓の風水図や習慣が数多く、その事例を紹介。
第6回 6月23日(火) 東アジアの墓地と風水
東アジア(中国・韓国・日本・沖縄)の墓地形状や環境を画像を用いて比較し、分布上の特徴を解説。
備考
【教材】
配付資料
配付資料
講師陣
名前 | 渡邊 欣雄 |
---|---|
肩書き | 東京都立大学名誉教授 明治大学島嶼文化研究所顧問 |
プロフィール | 1976~80年 跡見学園女子大学文学部助教授 1994~現在 華中師範大学客員教授 1980~88年 武蔵大学人文学部教授 2011~14年 中山大学客員教授 1988~2009年 東京都立大学人文学部教授 2006~現在 嘉応大学客員教授 2009~12年 中部大学国際関係学部教授 2012~17年 國學院大學文学部教授 2009年~現在 東京都立大学名誉教授・首都大学東京名誉教授 |
名前 | 山内 健治 |
---|---|
肩書き | 明治大学政治経済学部教授 |
プロフィール | 明治大学大学院政治経済研究科博士後期課程。研究分野は文化人類学、民俗学。研究テーマは、アジアのエスニシティ、移民、紛争の社会人類的研究。主な著書に『父:家族概念の再検討に向けて』(共著、早稲田大学出版部、2003)『東アジアの文化人類学』(共著、八千代出版、1991)等。 |