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講座詳細情報

申し込み締切日:2020-04-15 / 文学 / 学内講座コード:20120014

中世近世の注釈書で読む源氏物語 光源氏の青年時代

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月23日(木)、5月 7日(木)、5月21日(木)、6月 4日(木)、6月18日(木)、7月 2日(木)、7月16日(木)
講座回数
7回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
17,050円
定員
40
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
源氏物語の中世の代表的な注釈書は『河海抄』『花鳥余情』『岷江入楚』です。その特色は膨大な和歌、史実、漢籍、仏典の典拠の指摘にありました。特に史実に関しては、物語が延喜天暦の時代に准拠しているという准拠説を主張しました。こうした注釈によって源氏物語の世界の多義的な構造が明らかになりました。それに対して近世の注釈書は本居宣長『源氏物語玉の小櫛』に代表されるように、中世注釈書の史実や漢籍、仏典に引き寄せて読む読み方を厳しく批判し、源氏物語は「もののあはれ」の文学として読むべきだと主張しました。ここに源氏物語の読み方の大転換が計られたのですが、こうした前近代の注釈書を通して源氏物語の読み方がどのように受け継がれ、変更され、深められて、現代に至ったかを辿ってみたいと思います。

【特記事項】
※お知らせ※
2020年度春期リバティアカデミー講座について,予定どおり募集を受け付けますが,新型コロナウイルス等感染症の状況により,今後,縮小・延期・中止等の判断を行う可能性があります。
リバティアカデミーから発信される情報をこまめに確認するようお願いします。(2020年2月27日)


【講義概要】
第1回 4月23日(木) 夕顔の物語(夕顔巻)ー唐代伝奇『任氏伝』ほか

第2回 5月 7日(木) 末摘花の物語(末摘花巻)ー『白氏文集』「重賦」、菅原道真『菅家文草』
「寒早十首」

第3回 5月21日(木) 桐壺帝の治世と光源氏1(紅葉賀巻)-「飛燕外伝」他

第4回 6月 4日(木) 桐壺帝の治世と光源氏2(花宴巻)-延喜天暦の治

第5回 6月18日(木) 葵上の死と光源氏(葵巻)ー劉禹錫他の引用

第6回 7月 2日(木) 光源氏の苦境(賢木巻)ー周公旦の故事ほか

第7回 7月16日(木) 光源氏須磨に下る(須磨巻)ー源高明・菅原道真

備考

【教材】
・配付資料
・日向一雅著 岩波新書『源氏物語の世界』840円+税
※教材は、各自購入願います

講師陣

名前 日向 一雅
肩書き 明治大学名誉教授、(一社)紫式部顕彰会理事
プロフィール 東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。主要著書『源氏物語の準拠と話型』至文堂、『源氏物語その生活と文化』中央公論美術出版、『源氏物語 東アジア文化の 受容から創造へ』笠間書院、岩波新書『源氏物語の世界』など。
名前 芝崎 有里子
肩書き 明治大学文学部兼任講師
プロフィール 2018年3月明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。 2018年4月より現職。
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