大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
大人になってからの外国語の発音は、ただ聞き流したり口真似をするだけではいつまでたっても聞き取れないし話せません。この講座では、これまで無意識に発音してきた日本語の音の仕組みに気づくことから出発し、英語の聞き取りと発音において何が重要なポイントであるのかを知って、上達への近道を進みましょう。難しい専門用語は使わず、時にはカタカナも動員して、わかりやすい道案内をしますが、とかく複雑怪奇と敬遠されがちな発音記号、そして綴り字と発音の関係についてもひととおりの整理をして、苦手意識とさようならをしましょう。レベルに関係なく、英語の「音」の理屈を知って上達を目指す方のための講座です。

【特記事項】
【英語レベル】
この講座には、とくにレベルを設定しません。初級レベルでも上級レベルでも、聞き取りと発音に関心のある受講者を歓迎します。

■申込締切日:9月28日(土)

■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 10月 7日(月) はじめに
文法を知らないと読み書きができないが、音にも「文法」があることを知ってスタートします。

第2回 10月21日(月) 発音記号は怖くない
とかく苦手意識の強い発音記号ですが、これを味方につけるために基本的な記号の読み方、辞書による違いを学びます。

第3回 10月28日(月) 綴り字で発音がわかる
英語圏の子供が読み書きをおぼえるのはなぜ? 悪名高い英語の綴り字の規則性を知れば読めるようになります。

第4回 11月11日(月) つながる音・聞こえない音
日英語の「音のつながりかた」の違い。in an hour はインアンアワー? など

第5回 11月18日(月) 音は化ける
ミウクに聞こえるmilk， プリンに聞こえるpuddingなど

第6回 11月25日(月) 英語らしさはリズムから
日英語のリズムの違い。Canadaと「カナダ」はどう違う?弱い単語と強い単語など

第7回 12月 2日(月) 英語の音、最低限これだけは(1)
基本母音と日英語の母音

第8回 12月 9日(月) 英語の音、最低限これだけは(2)
母音の発音。hat/hot/hut， hurt/heart， coat/court/caught など

第9回 12月16日(月) 英語の音、最低限これだけは(3)
子音の発音。light/right， best/vest， sin/thin/shinなど

第10回 12月23日(月) ところ変われば発音も変わる
英・米だけでなく様々な発音のタイプがあることを知り、国際英語の時代に私達はどのような発音を目指すのかを考えます。

【教材】
英語音声学研究会『大人の英語発音講座』(NHK出版 2003年)680円+税

※教材は、開講決定のご連絡後、各自購入願います。
購入方法はホームページのインフォメーション、またはご入金後にお送りする「受講のご案内」をご確認ください。

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	清水 あつ子
肩書き	明治大学名誉教授
プロフィール	－