大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
日韓関係を論じる際、「近くて遠い国」という表現をよく耳にします。果たして何が近くて何が遠いでしょう。本講座はそこに着目したいと思います。即ち、日韓の過去の歴史を乗り越え、現在の両国のありのままの姿を理解することが本講座の目標です。その方法の一環として韓国ドラマや映画を取り上げていきたいと思います。なぜならば、ドラマや映画は異文化を理解するにはもってこいの題材だからです。韓国と日本で話題になった韓国ドラマや映画、これらを通じて韓国のお国柄、文化、社会、日常生活など、今日の韓国をわかりやすく紹介し、理解することが本講座の目標です。

【講義概要】
第1回 10月 2日(水) 「トガニ」
映画 トガニを通して、韓国の福祉政策について探ってみる

第2回 10月16日(水) 「skyキャッスル」
ドラマ skyキャッスルを通して、韓国の教育事情について探ってみる

第3回 10月30日(水) 「国家不渡りの日」
映画 国家不渡りの日を通して、韓国のIMFについて探ってみる

第4回 11月13日(水) 「内部者達」
映画 内部者達を通して、韓国の政経癒着について探ってみるー1

第5回 11月27日(水) 「極限職業」
映画 極限職業を通して、韓国の政経癒着について探ってみるー2

第6回 12月11日(水) 「マルモイ」
映画 マルモイを通して、植民地時代、朝鮮語学会の活動について探ってみる

第7回 12月25日(水) 「世の中で一番可愛い私の娘」
ドラマ 世の中で一番可愛い私の娘を通して、韓国の育児問題について探ってみる

【教材】
・配付資料

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	林 雅彦
肩書き	コーディネータ、明治大学名誉教授
プロフィール	1944年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専攻は説話文学・絵解き、アジアの宗教民俗学。単著・共著・編著に『日本の絵解き―資料と研究』、『絵解きの東漸』、『日本における民衆と宗教』、『「生と死」の東西文化史』『唱導文化の比較研究』など多数。絵解き研究で第6回日本古典文学会賞受賞。説話文学会代表委員、国際熊野学会代表委員を歴任。新宮市市政功労者。

名前	兪 仁淑
肩書き	東海大学非常勤講師、関東学院大学非常勤講師
プロフィール	1987年、韓国の高麗大学校の日文学科を卒業した後、91年、中央大学文学研究科国文学専門修士課程に入学。97年、中央大学文学研究科国文学専門博士課程終了後、2007年、博士学位取得。専門は日本古典文学。韓国で高麗大学校、淑明女子大学校、放送通信大学校、聖公会大学校等で講師を歴任。高麗大学校BK21中日言語文化教育団研究教授を歴任。『堤中納言物語』、『落窪物語』、『愚管抄』の訳書がある。