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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-02 / 世界史 / 学内講座コード:19220046

「文化」から見る中国史3 諸子百家を生み出した春秋戦国時代

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月10日(木)、10月24日(木)、11月 7日(木)、11月21日(木)、12月 5日(木)、12月19日(木)
講座回数
6回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
14,850円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座趣旨】
中国は現在、歴史上かつてないレベルで急激に膨張、肥大化を続けています。この国はいったいどう変わっていくか。この現実を見極めるために、改めて中国史を見直し、本質を理解することが求められています。そうした問題意識のもと、本講座では従来とはちがう、「文化」という視座から中国史に踏みこみます。本講座でいう「文化」とは文学や芸術などに限定されない、人類が歴史上にのこした「営みや足跡」すべてを「文化的所産」とみなす立場です。ここから縦横に広がる中国史に筋道をつけ、その本質に迫ります。
今期は、中国の思想・文化の基を築いた春秋から戦国時代(前8世紀?前3世紀)に力点を置き、その時代が生み出した「諸子百家」の思想に踏み込みます。日本がまだ国家の形をなしていない時代に、中国ではすでに高度で多彩な文化が形成されていたことに注目します。

【特記事項】
孟母三遷の地・山東鄒城の孟廟孟府

【講義概要】
第1回 10月10日(木) 春秋・戦国時代の構造とその歴史的位置
春秋戦国時代(前8世紀ー前3世紀)がたどった邑制国家(都市国家)から領域国家への展開の跡を概観する。

第2回 10月24日(木) 孔子の一生と「論語」の世界
孔子(前551-前479)の波乱の人生をたどり、その生き方や思想を「論語」
の世界と重ねて考える。

第3回 11月 7日(木) 諸子百家の思想1 儒家
孔子に始まる儒家思想が孟子(性善説)、荀子(性悪説)にどう展開するか。中国思想の原点にふれる。

第4回 11月21日(木) 諸子百家の思想2 老荘・道家と墨子・墨家
儒教に対して、無為自然の老子、万物斉同の荘子、兼愛説の墨子が独自の人のあり方を説いた。

第5回 12月 5日(木) 諸子百家の思想3 法家とその他の思想(名家、陰陽五行説など)
韓非子の法家、論理学の名家、陰陽五行説を取り上げ、最後に「諸子百家」を生んだ時代背景を集約する。

第6回 12月19日(木) 秦の始皇帝の登場と統一事業
秦は前221年に全土を統一する。そこに至る秦の歴史、統一事業の中身を、始皇帝の生い立ちなども交え考察する。

備考

【教材】
・配付資料
・授業中に参考文献を紹介

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 氣賀澤 保規
肩書き 元明治大学教授 東アジア石刻文物研究所所長 東洋文庫研究員 博士(文学)
プロフィール 博士(文学)。京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より2014年3月明治大学文学部教授。専門は中国中世の政治社会文化史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞受賞)、『則天武后』(講談社学術文庫)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)、『中国中世仏教石刻の研究』(勉誠出版)、『中国仏教社会の基層構造の研究』、『雲南の歴史と文化とその風土』(明大人文研叢書)、『新編唐代墓誌所在総合目録』など。
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