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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-09-26 / 世界史 / 学内講座コード:19220042

神聖ローマ帝国とハプスブルグ家

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月 4日(金)、10月11日(金)、10月18日(金)、10月25日(金)、11月 8日(金)
講座回数
5回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
11,550円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座趣旨】
「神聖ローマ帝国」は現在のドイツ、オーストリア等々を領有するに過ぎなかったにもかかわらず、かつての世界帝国であった古代ローマ帝国の後継国家を自称し続けてきました。それがゆえにヴォルテールに「神聖でもなく、ローマ的でもなく、そもそも帝国で売らない」と揶揄される分裂国家となりました。本講座はこの名前負けの歴史とハプスブルク家の関りを辿ります。

【講義概要】
第1回 10月 4日(金) 神聖ローマ帝国の成立
962年、ドイツ王オットー1世がイタリア王を兼ね、皇帝に即位した。神聖ローマ帝国の始まりである。ドイツは「神聖ローマ帝国」という国号を採用することでどのような道を歩んだのか? ザクセン、ザリエリ、シュタウフェンの3世襲王朝が一貫して採り続けたイタリア政策と帝国教会政策がドイツの命運を決めた。

第2回 10月11日(金) 大空位時代から金印勅書
世襲王朝が断絶し、帝国は「皇帝のいない恐ろしい時代」を迎えた。その結果、帝国は乱れに乱れ、対立王が続出する。この帝国版、南北朝時代を終焉させたのがルクセンブルク家の皇帝カール4世が発した「金印勅書」である。帝国は世襲王政から純粋選挙王制に変わった。それにしてもカール4世の狙いは何であったのか?

第3回 10月18日(金) カール5世のたまゆらの世界帝国
ルクセンブルク家のカール4世の狙いをそっくり受け継いだのがハプスブルク家である。それは「他の奴らには戦争をさせとけ、オーストリアよ、汝は幸せな結婚をするがよい!」と言われたハプスブルクのお家芸「結婚政策」のおかげである。そしてその政策はカール5世を世界帝国の皇帝に押し上げた。

第4回 10月25日(金) ウェストファリア条約─「帝国の死亡診断書」
カール5世のたまゆらの世界帝国の後、帝国は純粋選挙王制の必然として王権が低下し、分裂傾向に拍車がかかる。そこでハプスブルク家は最後の賭けに出る。しかしハプスブルク家はその賭けである「ドイツ30年戦争」に負け、帝国の分裂は固定化し、戦争終結条約「ウエストファリア条約」は「帝国の死亡診断書」と呼ばれた。

第5回 11月 8日(金) 神聖ローマ帝国の終焉
「死亡診断書」の後でも、帝国は瀕死のまま生き続ける。それは「30年戦争」後に強大国となったフランスに対抗するために帝国の存在が必要となったからである。オスマン・トルコの脅威を押し返したハプスブルク家も息を吹き返した。しかし異人ナポレオンはこのヨーロッパの仕組みをぶち壊し、帝国に「埋葬許可証」を押し付けた。

備考

【教材】
配付資料

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 菊池 良生
肩書き 明治大学名誉教授
プロフィール
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