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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-13 / 世界史 / 学内講座コード:19220040

外国人材導入を移民史から学ぶ ヨーロッパ・アジアの経験から知る移動の実態

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月21日(月)、10月28日(月)、11月11日(月)、11月18日(月)、11月25日(月)、12月 2日(月)
講座回数
6回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
14,850円
定員
40
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座趣旨】
モノ、カネ、ヒトなどが国境を越えて動き回るグローバリゼーションは、世界にさまざまな恩恵をもたらす一方で、多くの軋轢も生み出してきました。とくに近年の人の動きは、シリアなど中東や北アフリカからの移民・難民がヨーロッパで大問題となったり、アメリカにやってくるヒスパニック系移民に対してトランプ大統領が「壁」の建設を唱えたり、いまや各地で政治の大きな争点となっています。日本でも出入国管理法が改正され、外国人材の導入がいよいよ本格化するなかで、これらの動きの例外ではいられません。
この講座では、移民・難民問題を根本から理解するために、歴史を人の移動から捉え直していきます。まず欧米の経験、アジアの経験を理解したうえで、それらから得られる教訓をみなさんと考えていきたいと思います。

【講義概要】
第1回 10月21日(月) グローバリゼーションの進展と外国人材
今日のグローバリゼーションの特徴と日本の外国人材導入の動き

第2回 10月28日(月) 日本の外国人材導入と欧米の移民排斥
日本の改正入管法/欧米エリート層のリベラリズム/庶民層の移民排斥

第3回 11月11日(月) 受け入れ社会の反感―ユダヤ人移民共同体
ユダヤ人移動の概略/越境的共同体(ディアスポラ)/支配層の利用と庶民の反発

第4回 11月18日(月) 先行移民の差別―アメリカへの後続移民
アイルランド・イタリア・ユダヤ人/受け入れエリート層の態度/労働者層の態度

第5回 11月25日(月) 西海岸アメリカ人の差別―アジア人移民
中国・日本人の西海岸への移動/アメリカ人労働者による差別

第6回 12月 2日(月) 移民実態の把握―日本型移民社会の展望
帰国者の多さ/仕送り/同化幻想/越境的共同体の形成/移民リアリズム

備考

【教材】
配付資料
配布プリントと映像を基本に、時に応じて参考文献をご紹介します。

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 小林 尚朗
肩書き コーディネータ 明治大学商学部教授
プロフィール 日本国際経済学会 理事(2016年~現在)
NPO法人 フェアトレード学生ネットワーク関東 理事(2015年~現在)
明治大学 成田社会人大学 国際社会課程 講師(2015年~現在)
主要著書:『貿易入門-世界と日本が見えてくる』(大月書店、2017年)、『新・アジア経済論』(文眞堂、2016年)、『世界経済の解剖学』(法律文化社、2014年)、ほか多数。
名前 藤村 是清
肩書き 移民研究者 神奈川大学元非常勤講師
プロフィール 1946年生まれ。専門は移民研究。明治大学法学部(第一種特奨生)中退。横浜の造船所(電気溶接工)で14年間勤めたのち勉学を再開。神奈川大学夜間経済学部卒業(全学総代)。英国大学院に留学、MA。主要論考に「還流的労働移動の社会的条件」(『近代世界の歴史像』世界書院、1995年)、「華僑送出港の旅客統計にみる移民サイクル」(『華僑華人の事典』丸善出版、2017年)、「移民サイクル再考」(『商経論叢』53-4、2018年)。
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