講座詳細情報
申し込み締切日:2019-09-25 / 文学 / 学内講座コード:19220013
『万葉集』の世界 巻三を読む
- 開催日
- 10月 3日(木)、10月17日(木)、10月24日(木)、11月 7日(木)、11月21日(木)、12月 5日(木)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 13,750円
- 定員
- 60
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
巻三・四は、巻一・二に採録されなかった白鳳期の歌群(拾遺歌巻)に、奈良朝の歌群(今歌群)を増補した古今構造の歌巻で、記名の歌からなっています。そのうちの巻三は、三大部立である雑歌と挽歌に譬喩歌加えた構成になっており、天平五(七三三)年頃に成立したと考えられています。それは天平文化が花開き、宮廷歌人笠金村や山部赤人が活躍した万葉第三期にあたり、巻三には柿本人麻呂や山部赤人の羈旅歌、大伴旅人や山上憶良の宴歌が収録されています。この講座では、巻三の歌を一首ずつ取り上げ、その作歌事情や当時の都人の生活や美意識について講述します。
【講義概要】
第1回 10月 3日(木) 雑歌(7)三七九~三八九
仙柘枝の歌など、一首ずつ丁寧に解説します。
第2回 10月17日(木) 譬喩歌 三九〇~四一四
譬喩表現に託された恋の歌など、一首ずつ丁寧に解説します。
第3回 10月24日(木) 挽歌(1)四一五~四三七
大津皇子の辞世の歌など、一首ずつ丁寧に解説します。
第4回 11月 7日(木) 挽歌(2)四三八~四五九
大伴旅人の妻を想う挽歌など、一首ずつ丁寧に解説します。
第5回 11月21日(木) 挽歌(3)四六〇~四七四
坂上郎女の尼理願の死を悲しむ歌など、一首ずつ丁寧に解説します。
第6回 12月 5日(木) 譬喩歌 四七五~四八三
安積皇子挽歌など、一首ずつ丁寧に解説します。
巻三・四は、巻一・二に採録されなかった白鳳期の歌群(拾遺歌巻)に、奈良朝の歌群(今歌群)を増補した古今構造の歌巻で、記名の歌からなっています。そのうちの巻三は、三大部立である雑歌と挽歌に譬喩歌加えた構成になっており、天平五(七三三)年頃に成立したと考えられています。それは天平文化が花開き、宮廷歌人笠金村や山部赤人が活躍した万葉第三期にあたり、巻三には柿本人麻呂や山部赤人の羈旅歌、大伴旅人や山上憶良の宴歌が収録されています。この講座では、巻三の歌を一首ずつ取り上げ、その作歌事情や当時の都人の生活や美意識について講述します。
【講義概要】
第1回 10月 3日(木) 雑歌(7)三七九~三八九
仙柘枝の歌など、一首ずつ丁寧に解説します。
第2回 10月17日(木) 譬喩歌 三九〇~四一四
譬喩表現に託された恋の歌など、一首ずつ丁寧に解説します。
第3回 10月24日(木) 挽歌(1)四一五~四三七
大津皇子の辞世の歌など、一首ずつ丁寧に解説します。
第4回 11月 7日(木) 挽歌(2)四三八~四五九
大伴旅人の妻を想う挽歌など、一首ずつ丁寧に解説します。
第5回 11月21日(木) 挽歌(3)四六〇~四七四
坂上郎女の尼理願の死を悲しむ歌など、一首ずつ丁寧に解説します。
第6回 12月 5日(木) 譬喩歌 四七五~四八三
安積皇子挽歌など、一首ずつ丁寧に解説します。
備考
【教材】
配付資料
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
配付資料
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 堂野前 彰子 |
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肩書き | 明治大学経営学部兼任講師 |
プロフィール | 明治大学大学院修了、博士(文学)。日本古代文学専攻。古代日本文学における「交換・交易」についての研究を行う一方、琉球文学『遺老説伝』や韓国文学『三国遺事』の研究も行う。著書に『日本神話の男と女―「性」という視点』(三弥井書店)、『古代日本神話と水上交流』(三弥井書店)主な論文に「神話としての「一夜孕み」」、「『古事記』と交易の道」、「『常陸国風土記』に描かれた倭武天皇」、「『遠野物語』の中の蝦夷」などがある。 |
名前 | 居駒 永幸 |
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肩書き | 明治大学経営学部教授 |
プロフィール | 1951年山形県生まれ。博士(文学)。専攻は日本古代文学、日本民俗学。『万葉集』や『古事記』『日本書紀』の歌と散文に関する研究のほか、奄美沖縄や東北の民俗調査も継続的に実施している。著書に『古代の歌と叙事文芸史』(笠間書院、2003年、志田延義賞受賞)、『東北文芸のフォークロア』(みちのく書房、2006年)、共編著に『日本書紀[歌]全注釈』(同、2008年)。 |