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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-03 / 文学 / 学内講座コード:19220011

地域から見た古代文学 『常陸国風土記』を読む

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月11日(金)、10月25日(金)、11月 8日(金)、11月22日(金)、12月 6日(金)、12月13日(金)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
13,750円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
本年は、古風土記の一つ『常陸国風土記』を取り上げます。それは四六駢儷体で書かれ、随所に漢文の文辞・表現がなされているという特徴があり、第一級の文人であった藤原宇合の手によると考えられています。常陸国はその当時の最東端であり、蝦夷征伐へと赴く出航地でもありました。記紀ではヤマトタケル東征のくだりに登場し、『万葉集』では筑波山の?歌(カガヒ)がうたわれています。この講座では、それら同時代の書物をも取り上げ、総記で「常世の国」と称された常陸国の風土について考えてみたいと思います。その時、注目するのは東海道を利用した海上交通です。そのような視点からのアプローチによって、新たな問題やテーマが浮き彫りになることでしょう。

【講義概要】
第1回 10月11日(金) 香島郡(1)
香島神をめぐる伝承などを取り上げます。

第2回 10月25日(金) 香島郡(2)
若い男女が松の木に化したという童子女松原伝承などを取り上げます。

第3回 11月 8日(金) 那珂郡
三輪山伝承に分類されるクレフシ山伝承などを取り上げます。

第4回 11月22日(金) 久慈郡(1)
長幡部に伝えられたウツハタ伝承などを取り上げます。

第5回 12月 6日(金) 久慈郡(2)
カビレ山伝承から里宮と奥の宮の関係などを考えます。

第6回 12月13日(金) 多珂郡
常陸国に伝えられたヤマトタケル伝承を取り上げます。

備考

【教材】
配付資料

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 永藤 靖
肩書き コーディネータ、元明治大学文学部教授
プロフィール 明治大学卒業。博士(文学)。著書に『古代日本文学と時間意識』(未来社)、『時間の思想』(教育社)、『中世日本文学と時間意識』(未来社)、『風土記の世界と日本の古代』(大和書房)、『古代説話の変容』(勉誠社)、『日本霊異記の新研究』(新典社)、『琉球神話と古代ヤマト文学』(三弥井書店)、『古代仏教説話の方法』(三弥井書店)、『日本神話と風土記の時空』(三弥井書店)など。
名前 堂野前 彰子
肩書き 明治大学経営学部兼任講師
プロフィール 明治大学大学院修了、博士(文学)。日本古代文学専攻。古代日本文学における「交換・交易」についての研究を行う一方、琉球文学『遺老説伝』や韓国文学『三国遺事』の研究も行う。著書に『日本神話の男と女―「性」という視点』(三弥井書店)、『古代日本神話と水上交流』(三弥井書店)主な論文に「神話としての「一夜孕み」」、「『古事記』と交易の道」、「『常陸国風土記』に描かれた倭武天皇」、「『遠野物語』の中の蝦夷」などがある。
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