講座詳細情報
申し込み締切日:2019-05-01 / 文学:その他趣味 / 学内講座コード:19120027
童謡100年を振り返る 最後の童謡作曲家・海沼實の生涯とその作品を追う
- 開催日
- 5月 9日(木)、5月23日(木)、6月 6日(木)、6月13日(木)、6月27日(木)、7月13日(土)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 15,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
歌曲としての童謡が誕生してから今年で100年。今なお歌い継がれる数多くの名作を紐解くと、その多くは前半の50年間に成立していたことに気付かされます。黎明期には「歌曲」でなく、子ども向けの「文学」として誕生した童謡でしたが、その後、昭和戦後期になると川田正子、孝子、美智子の三姉妹に代表される人気童謡歌手によって一世を風靡します。中でも戦時中から終戦直後にかけて「お猿のかごや」「里の秋」「みかんの花咲く丘」などの国民的ヒット曲を生み出した作曲家の海沼實は、そうした童謡歌手の育ての親でもあり、晩年には「最後の童謡作曲家」とも呼ばれた孤高の存在でした。本講座では2019年に生誕110年を迎える海沼の生涯とその作品を追いながら、童謡が最も隆盛を誇った時代と、その後に童謡がたどった衰退への道を「にんげん史」として考察していきます。
※本講座の受講生は別途オープン講座へのお申し込みは不要です。
【特記事項】
7月13日のみ土曜日(14:00~16:30)実施
写真:音羽ゆりかご会
【講義概要】
第1回 5月 9日(木) 信州時代と音楽活動
長野松代の菓子屋に生まれた海沼實が音楽に魅せられ上京~同郷の草川信の内弟子となるまで。
第2回 5月23日(木) 音羽ゆりかご会の創設
童謡作曲家として歩み始めた海沼が、自ら創設した音羽ゆりかご会とともに目指したものとは?
第3回 6月 6日(木) 戦時下での童謡作家活動
義眼による乙種として軍への招集を免れ、JOAKラジオ嘱託として銃後を生きた音楽家の現実を考える。
第4回 6月13日(木) 童謡ブームと童謡歌手
終戦直後に「童謡ブーム」の火付け役として脚光を浴びた海沼と、その門下の少女歌手。
第5回 6月27日(木) 童謡の衰退
ビジネス化した音楽産業における「童謡」に対する海沼の葛藤と、その後の童謡衰退を考える。
第6回 7月13日(土) 【オープン講座:レクチャー&コンサート】童謡100年~海沼實の世界(14:00 ~ 16:30)
「みかんの花咲く丘」「里の秋」など海沼實の作品を音羽ゆりかご会の歌声で。
歌曲としての童謡が誕生してから今年で100年。今なお歌い継がれる数多くの名作を紐解くと、その多くは前半の50年間に成立していたことに気付かされます。黎明期には「歌曲」でなく、子ども向けの「文学」として誕生した童謡でしたが、その後、昭和戦後期になると川田正子、孝子、美智子の三姉妹に代表される人気童謡歌手によって一世を風靡します。中でも戦時中から終戦直後にかけて「お猿のかごや」「里の秋」「みかんの花咲く丘」などの国民的ヒット曲を生み出した作曲家の海沼實は、そうした童謡歌手の育ての親でもあり、晩年には「最後の童謡作曲家」とも呼ばれた孤高の存在でした。本講座では2019年に生誕110年を迎える海沼の生涯とその作品を追いながら、童謡が最も隆盛を誇った時代と、その後に童謡がたどった衰退への道を「にんげん史」として考察していきます。
※本講座の受講生は別途オープン講座へのお申し込みは不要です。
【特記事項】
7月13日のみ土曜日(14:00~16:30)実施
写真:音羽ゆりかご会
【講義概要】
第1回 5月 9日(木) 信州時代と音楽活動
長野松代の菓子屋に生まれた海沼實が音楽に魅せられ上京~同郷の草川信の内弟子となるまで。
第2回 5月23日(木) 音羽ゆりかご会の創設
童謡作曲家として歩み始めた海沼が、自ら創設した音羽ゆりかご会とともに目指したものとは?
第3回 6月 6日(木) 戦時下での童謡作家活動
義眼による乙種として軍への招集を免れ、JOAKラジオ嘱託として銃後を生きた音楽家の現実を考える。
第4回 6月13日(木) 童謡ブームと童謡歌手
終戦直後に「童謡ブーム」の火付け役として脚光を浴びた海沼と、その門下の少女歌手。
第5回 6月27日(木) 童謡の衰退
ビジネス化した音楽産業における「童謡」に対する海沼の葛藤と、その後の童謡衰退を考える。
第6回 7月13日(土) 【オープン講座:レクチャー&コンサート】童謡100年~海沼實の世界(14:00 ~ 16:30)
「みかんの花咲く丘」「里の秋」など海沼實の作品を音羽ゆりかご会の歌声で。
備考
【教材】
「最後の童謡作曲家 海沼實の生涯」ノースランド出版(平成21年4月刊)著者:海沼実/定価1,400円+税
※ 教材費は受講料に含まれます。
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
「最後の童謡作曲家 海沼實の生涯」ノースランド出版(平成21年4月刊)著者:海沼実/定価1,400円+税
※ 教材費は受講料に含まれます。
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 海沼 実 |
---|---|
肩書き | 音羽ゆりかご会会長、日本童謡学会理事長、日本歌手協会理事 |
プロフィール | 明治大学文学部卒。元学長木村礎先生に師事し、近世音楽史を研究。さらに桐朋学園大学音楽学部では声楽を専攻する。童謡歌手川田正子・孝子姉妹を伯母に持ち、「みかんの花咲く丘」「里の秋」の作曲者としても知られる祖父・海沼實が昭和8年に創設した「音羽ゆりかご会」を受け継いで演奏活動を行う。またイタリアなど欧州の音楽祭では作曲家としての入賞経験も多い。幼少期には「音羽ゆりかご会」に所属し、「ヤン坊マー坊天気予報」等のCM曲を数多く歌った。現在は日本音楽文化の普及活動、音楽教育指導者の育成をはじめ、執筆、講演活動や子育て支援など幅広く活躍している。5児の父。 |
名前 | 伊藤 真弓 |
---|---|
肩書き | コーディネータ、明治大学法学部准教授 |
プロフィール | 19世紀末におけるドイツ語圏文化、ルーマニア文化を研究対象とし、同時に広く文化と社会の関係に関心を持つ。明治大学ルーマニア文化研究所代表。リバティアカデミー講座では、在日ルーマニア大使館との共催講座「ルーマニアの文化に親しむ」(2009-2010)/「ルーマニアの魅力」(2015-2018春期)、「オープン講座・バグパイプの魅力」(2013後期)、「テレビCMとその時代」(2013-2016春期、2017-2018秋期)、「日本のフォークソングとその時代」(2013-2014秋期)、「1960年代から1980年代の日本の大衆音楽を語る」(2015秋期)等のコーディネータを担当。 |