講座詳細情報
申し込み締切日:2018-10-12 / 自然科学・環境 / 学内講座コード:18220064
シリーズ・メタンハイドレート:地球と人類への関わり メタンハイドレートは資源としてだけでなく地球と生物の進化に深く関わってきた
- 開催日
- 10月20日(土)、10月27日(土)、11月10日(土)、11月17日(土)、11月24日(土)、12月 1日(土)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 13,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座趣旨】
メタンハイドレートとは、メタンガスと水からできている、氷のような固体物質、言わば、固体状のガスです。大量のメタンガスを含んでいるため、天然ガス資源として期待されてきましたが、実際の利用までにはまだいくつもの課題を解決しなくてはなりません。気候変動の影響で、自然界のメタンハイドレートが急激かつ大量に分解することがあります。すると大量のメタンが海水や大気に放出されるため、温暖化が進んだり、海水や大気の酸素が消費されて無酸素状態となり、生物の絶滅が起きたりします。メタンハイドレート・シリーズ第2回の今回は、メタンハイドレートと地球環境との関わり、人類社会への影響について触れたいと思います。
【講義概要】
第1回 10月20日(土) メタンハイドレートの探査と開発
石油天然ガスの探査・開発の最先端技術
第2回 10月27日(土) 海底メタンハイドレートの掘削
掘削調査によって海底から掘り出されたメタンハイドレートは何を語るか?
第3回 11月10日(土) 気候変動とメタンハイドレート
最近100万年の地球環境の変動にメタンハイドレートはどう関わっているか?
第4回 11月17日(土) 劇的環境変動と生物の大量絶滅
地球史を通じてメタンハイドレート分解に由来する劇的変動が繰り返された
第5回 11月24日(土) メタンに群がる生物と私たちの暮らし
メタン湧出域の周辺に生息する生物の生態、生物生産と漁業
第6回 12月 1日(土) 地球表層からのメタンの湧出
海洋や土壌メタンの観測から全地球規模でのメタン収支を探る
メタンハイドレートとは、メタンガスと水からできている、氷のような固体物質、言わば、固体状のガスです。大量のメタンガスを含んでいるため、天然ガス資源として期待されてきましたが、実際の利用までにはまだいくつもの課題を解決しなくてはなりません。気候変動の影響で、自然界のメタンハイドレートが急激かつ大量に分解することがあります。すると大量のメタンが海水や大気に放出されるため、温暖化が進んだり、海水や大気の酸素が消費されて無酸素状態となり、生物の絶滅が起きたりします。メタンハイドレート・シリーズ第2回の今回は、メタンハイドレートと地球環境との関わり、人類社会への影響について触れたいと思います。
【講義概要】
第1回 10月20日(土) メタンハイドレートの探査と開発
石油天然ガスの探査・開発の最先端技術
第2回 10月27日(土) 海底メタンハイドレートの掘削
掘削調査によって海底から掘り出されたメタンハイドレートは何を語るか?
第3回 11月10日(土) 気候変動とメタンハイドレート
最近100万年の地球環境の変動にメタンハイドレートはどう関わっているか?
第4回 11月17日(土) 劇的環境変動と生物の大量絶滅
地球史を通じてメタンハイドレート分解に由来する劇的変動が繰り返された
第5回 11月24日(土) メタンに群がる生物と私たちの暮らし
メタン湧出域の周辺に生息する生物の生態、生物生産と漁業
第6回 12月 1日(土) 地球表層からのメタンの湧出
海洋や土壌メタンの観測から全地球規模でのメタン収支を探る
備考
【教材】
毎回、オリジナル教材(資料)を配布します。
毎回、オリジナル教材(資料)を配布します。
講師陣
名前 | 登尾 浩助 |
---|---|
肩書き | コーディネータ、明治大学農学部教授、地域産学連携研究センター副センター長 |
プロフィール | 1955年愛媛県大洲市に生まれ、1981年 愛媛大学農学部農業工業課卒業、1967年鳥取大学大学院農学研究科修了、1995年 米国テキサスA&M大学大学院Ph.D.課程修了(Ph.D.取得)。カナダ、アメリカでのポストドク、岩手大学助教授を経て2007年4月より現職。専門は、土壌物理学 環境物理学。研究テーマは、土壌・接地気層中における物質とエネルギー輸送の測定とモデリング。2005年度土壌物理学会学会賞(論文賞)受賞。 |
名前 | 角和 善隆 |
---|---|
肩書き | 明治大学特任教授 |
プロフィール | 1978年3月東京大学理学系研究科修士課程修了、同年4月に理学部助手、1981年に教養学部へ移動。陸上に露出した、2~5億年前の遠洋性深海底堆積物の研究を行ってきた。2014年4月から明治大学ガスハイドレート研究所において、ガスハイドレートを含む堆積物の解読を行っている。 |
名前 | 大井 剛志 |
---|---|
肩書き | 明治大学研究・知財戦略機構特任講師 |
プロフィール | 2011年熊本大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了,2013年より明治大学研究・知財戦略機構着任,研究推進員を経て2015年から現職. |
名前 | 松本 良 |
---|---|
肩書き | 明治大学研究・知財戦略機構特任教授、ガスハイドレート研究所代表 |
プロフィール | 1972年東京大学理学部卒業。1992-2012年東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻教授。2012年10月より明治大学研究知財戦略機構ガスハイドレート研究所特任教授。 |
名前 | 沼波 秀樹 |
---|---|
肩書き | 東京家政学院大学現代生活学部教授,明治大学客員研究員 |
プロフィール | メタン湧出域に生息する底生生物の生態・分類学的研究。特にメタンハイドレートが存在する海底における大型生物の分布特性や環境との関係を研究。 |
名前 | 棚橋 学 |
---|---|
肩書き | 明治大学研究・知財戦略機構特任教授 |
プロフィール | 1978 年名古屋大学理学研究科修士課程修了、1978 年工業技術院地質調査所研究員(2001 年から(独)産業技術総合研究所)2014年3月まで勤務。この間石油公団に4年間出向。日本周辺海域、中央太平洋、南西太平洋、南大洋の海洋地質調査、海洋地下資源探査研究に従事。2014年4月より明治大学ガスハイドレート研究所において、日本海におけるメタンハイドレート調査と評価法研究を行っている。 |