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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-09-19 / 世界史 / 学内講座コード:18220047

隋唐帝国の社会と文化 ー中国の歴史13ー

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
9月27日(木)、10月11日(木)、10月25日(木)、11月 8日(木)、11月22日(木)、12月 6日(木)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
14,000円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座趣旨】
中国悠久の歴史のなかで、ひときわ高くそびえるのが隋唐300年(581-907年)です。当時世界にはこれに比肩する国はなく、日本は、この巨大な王朝と向き合い、多くの文化を受け入れ、国の基を固めました。本講座では、時に前後の時代や周辺地域にも踏み出し、隋唐国家の特質や構造を明らかにするとともに、現実の中国の諸問題にも論及します。講義では図像や史料、時には新発見の資料や一線の研究動向、歴史の裏側のエピソードなどを交えながら進めます。
今期は、従来定説化された「冊封・羈縻」による国際関係論の正当性を問い直し、またあまり目が向けられない「馬」の問題や、礼(儀礼)や音楽の構造、そして楊貴妃という存在を取り上げます。

【特記事項】
写真:唐代・馬毬(ポロ)をする風景

【講義概要】
第1回 9月27日(木) 冊封(さくほう)体制と羈縻(きび)政策
隋唐国家の周辺民族政策・対外関係体制を具体的に問い直し、今日中国の少数民族政策や外交問題にも言及する。

第2回 10月11日(木) 唐代の儀礼の構造
国家儀礼は王朝支配の根幹をなす。『大唐開元礼』などを手がかりに「儀礼」の構造とその特質を整理する。

第3回 10月25日(木) 楊貴妃は悪女か、可愛そうな犠牲者か
美女で有名な楊貴妃は一体どのような人物であったか。過大な文学的粉飾を排し、その実像に迫り、歴史の上に位置づける。

第4回 11月 8日(木) 楊貴妃は悪女か、可愛そうな犠牲者か
馬は中国歴代王朝の生命線である。国が馬をどう管理したか。そのシステムや国営牧場の様態などを考察する。

第5回 11月22日(木) 唐代の馬政とその周辺(2):馬毬(ポロ)の社会史
唐代において馬は様々な場面に登場する。その一つ、男女が楽しんだ娯楽としてのポロ(馬毬)を社会史的視座から考察。

第6回 12月 6日(木) 隋唐時代の音楽
中国王朝にとって音楽は権威づけと人心掌握の重要な手段であった。隋唐王朝下の音楽の全体像や歴史的位置を概観する。

備考

【教材】
配付資料

講師陣

名前 氣賀澤 保規
肩書き 元明治大学文学部教授・博士(文学)、明治大学東アジア石刻文物研究所所長、(公財)東洋文庫研究員
プロフィール 京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より現職。専門は、中国魏晋南北朝から隋唐時代にかけての政治社会文化史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞受賞)、『則天武后』(白帝社)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)「中国中世仏教石刻の研究」(勉誠出版)など。
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