講座詳細情報
申し込み締切日:2018-09-19 / 文学 / 学内講座コード:18220015
『万葉集』の世界 巻二を読む
- 開催日
- 9月27日(木)、10月 4日(木)、10月18日(木)、11月15日(木)、11月29日(木)、12月 6日(木)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 13,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
『万葉集』巻二は、三大部立のうちの挽歌と相聞からなる歌巻です。巻一が雑歌、巻二が挽歌と相聞という部立てになっていることから、巻一と巻二は同時期に成立した姉妹歌巻だと考えられています。その巻頭歌、仁徳天皇皇后である磐姫の作歌は、巻一巻頭の雄略天皇御製歌と対をなしており、記紀で語られる嫉妬深い女性像とは程遠い、夫を想う女性の歌となっています。嫉妬とは恋の裏返しではありますが、古代の嫉妬は現代でいうところの嫉妬とは大変異なっていました。また、挽歌では、死者の魂の復活を願って歌がうたわれているため、決して「死」がうたわれることはなく、「死」がうたわれるのは相聞歌においてのみでした。この講座では、そのような巻二の歌を一首ずつ丁寧に解釈することから、万葉人の死生観や世界観について考えてみたいと思います。
【講義概要】
第1回 9月27日(木) 挽歌(1)141 ~ 162
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第2回 10月 4日(木) 挽歌(2)163 ~ 193
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第3回 10月18日(木) 挽歌(3)194 ~ 202
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第4回 11月15日(木) 挽歌(4)203 ~ 216
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第5回 11月29日(木) 挽歌(5)217 ~ 234
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第6回 12月 6日(木) まとめ―万葉人の死生観について
これまでに取り上げた挽歌を振り返り、古代人の死生観について考えます。
『万葉集』巻二は、三大部立のうちの挽歌と相聞からなる歌巻です。巻一が雑歌、巻二が挽歌と相聞という部立てになっていることから、巻一と巻二は同時期に成立した姉妹歌巻だと考えられています。その巻頭歌、仁徳天皇皇后である磐姫の作歌は、巻一巻頭の雄略天皇御製歌と対をなしており、記紀で語られる嫉妬深い女性像とは程遠い、夫を想う女性の歌となっています。嫉妬とは恋の裏返しではありますが、古代の嫉妬は現代でいうところの嫉妬とは大変異なっていました。また、挽歌では、死者の魂の復活を願って歌がうたわれているため、決して「死」がうたわれることはなく、「死」がうたわれるのは相聞歌においてのみでした。この講座では、そのような巻二の歌を一首ずつ丁寧に解釈することから、万葉人の死生観や世界観について考えてみたいと思います。
【講義概要】
第1回 9月27日(木) 挽歌(1)141 ~ 162
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第2回 10月 4日(木) 挽歌(2)163 ~ 193
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第3回 10月18日(木) 挽歌(3)194 ~ 202
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第4回 11月15日(木) 挽歌(4)203 ~ 216
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第5回 11月29日(木) 挽歌(5)217 ~ 234
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第6回 12月 6日(木) まとめ―万葉人の死生観について
これまでに取り上げた挽歌を振り返り、古代人の死生観について考えます。
備考
【教材】
配付資料
配付資料
講師陣
名前 | 堂野前 彰子 |
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肩書き | 明治大学経営学部兼任講師 |
プロフィール | 明治大学大学院修了、博士(文学)。日本古代文学専攻。古代日本文学における「交換・交易」についての研究を行う一方、琉球文学『遺老説伝』や韓国文学『三国遺事』の研究も行う。著書に『古代日本神話と水上交流』(三弥井書店)、『日本神話の男と女』(三弥井書店)、主な論文に「神話としての「一夜孕み」」、「『古事記』と交易の道」、「『常陸国風土記』に描かれた倭武天皇」、「『遠野物語』の中の蝦夷」などがある。 |