講座詳細情報
申し込み締切日:2018-04-11 / 文学 / 学内講座コード:18120019
『万葉集』の世界 巻二を読む
- 開催日
- 4月19日(木)、 5月17日(木)、 5月31日(木)、 6月 7日(木)、 6月21日(木)、 7月 5日(木)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 13,000円
- 定員
- 50
- 補足

※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
『万葉集』巻二は、三大部立のうちの挽歌と相聞からなる歌巻です。巻一が雑歌、巻二が挽歌と相聞という部立てになっていることから、巻一と巻二は同時期に成立した姉妹歌巻だと考えられています。その巻頭歌、仁徳天皇皇后である磐姫の作歌は、巻一巻頭の雄略天皇御製歌と対をなしており、記紀で語られる嫉妬深い女性象とは程遠い、夫を想う女性の歌となっています。嫉妬とは恋の裏返しではありますが、古代の嫉妬は現代でいうところの嫉妬とは大変異なっていました。また、挽歌では、死者の魂の復活を願って歌がうたわれているため、決して「死」がうたわれることはなく、「死」がうたわれるのは相聞歌においてのみでした。この講座では、そのような巻二の歌を一首ずつ丁寧に解釈することから、万葉人の死生観や世界観について考えてみたいと思います。
【講義概要】
第1回 4月19日(木) 相聞(1) 85番歌~ 90番歌
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第2回 5月17日(木) 相聞(2) 91番歌~ 104番歌
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第3回 5月31日(木) 相聞(3) 105番歌~ 114番歌
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第4回 6月 7日(木) 相聞(4) 115番歌~ 130番歌
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第5回 6月21日(木) 相聞(5) 131番歌~ 140番歌
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第6回 7月 5日(木) まとめ―万葉人の「恋」について
これまでに取り上げた相聞歌から、万葉人の「恋」について考えます。
『万葉集』巻二は、三大部立のうちの挽歌と相聞からなる歌巻です。巻一が雑歌、巻二が挽歌と相聞という部立てになっていることから、巻一と巻二は同時期に成立した姉妹歌巻だと考えられています。その巻頭歌、仁徳天皇皇后である磐姫の作歌は、巻一巻頭の雄略天皇御製歌と対をなしており、記紀で語られる嫉妬深い女性象とは程遠い、夫を想う女性の歌となっています。嫉妬とは恋の裏返しではありますが、古代の嫉妬は現代でいうところの嫉妬とは大変異なっていました。また、挽歌では、死者の魂の復活を願って歌がうたわれているため、決して「死」がうたわれることはなく、「死」がうたわれるのは相聞歌においてのみでした。この講座では、そのような巻二の歌を一首ずつ丁寧に解釈することから、万葉人の死生観や世界観について考えてみたいと思います。
【講義概要】
第1回 4月19日(木) 相聞(1) 85番歌~ 90番歌
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第2回 5月17日(木) 相聞(2) 91番歌~ 104番歌
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第3回 5月31日(木) 相聞(3) 105番歌~ 114番歌
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第4回 6月 7日(木) 相聞(4) 115番歌~ 130番歌
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第5回 6月21日(木) 相聞(5) 131番歌~ 140番歌
一首ずつ丁寧に解説し、万葉人の世界観について講述します。
第6回 7月 5日(木) まとめ―万葉人の「恋」について
これまでに取り上げた相聞歌から、万葉人の「恋」について考えます。
備考
【教材】
・配付資料
・中西進『万葉集』全訳注・原文付(ー)( 講談社、1978年)690円+税
※教材は、各自購入願います。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
・配付資料
・中西進『万葉集』全訳注・原文付(ー)( 講談社、1978年)690円+税
※教材は、各自購入願います。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 堂野前 彰子 |
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肩書き | 明治大学経営学部兼任講師 |
プロフィール | 明治大学大学院修了、博士(文学)。日本古代文学専攻。古代日本文学における「交換・交易」についての研究を行う一方、琉球文学『遺老説伝』や韓国文学『三国遺事』の研究も行う。著書に『古代日本神話と水上交流』(三弥井書店)、『日本神話の男と女』(三弥井書店)、主な論文に「神話としての「一夜孕み」」、「『古事記』と交易の道」、「『常陸国風土記』に描かれた倭武天皇」、「『遠野物語』の中の蝦夷」などがある。 |
