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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-04-09 / 文学 / 学内講座コード:18120016

『遠野物語』とその周辺 II 遠野と異類婚

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月17日(火)、 5月15日(火)、 5月29日(火)、 6月 5日(火)、 6月19日(火)、 7月 3日(火)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
13,000円
定員
40
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
『遠野物語』の世界を考える時、忘れてならないのは東北における「異界」の近さです。東北において「異界」は、日常のくらしのすぐそばに存在しています。この講座ではそのような世界観を理解するために、東北地方に伝わる昔話や伝説、民俗や信仰などを取り上げ、半期ごとに共通テーマを設定して講述していきます。今期は「異類婚」がテーマです。時に佐々木喜善や宮沢賢治、伊能嘉矩などの著書にも言及し、『遠野物語』解釈のさらなる深化を目指します。

【講義概要】
第1回 4月17日(火) 水神に嫁いだ娘
『遠野物語』に語られる水神伝承を取り上げます。

第2回 5月15日(火) 不義の子河童
不義の子は、『遠野物語』では河童として語られています。

第3回 5月29日(火) 蛇に魅入られて
たぐいまれないい男に見初められ一緒になったが、相手の正体は蛇だった。この伝説の背後を探ります。

第4回 6月 5日(火) 三輪山型伝承の行方
三輪山型伝承は、時代とともに変容していきます。

第5回 6月19日(火) 蛇婿譚
昔話に語られる蛇婿譚から異類婚について考えます。

第6回 7月 3日(火) 蛇をめぐる祭儀と異類婚
神話と伝説を普遍的な蛇信仰のみなもとにまでさかのぼって考えてみましょう。

備考

【教材】
・ 配付資料
・ 柳田国男『新版遠野物語』(角川ソフィア文庫、2004年)520円+税
・ 永藤靖・堂野前彰子「『遠野物語』を読む 5」( リバティアカデミーブックレット、2018年)740円+税
※教材は、各自購入願います。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 堂野前 彰子
肩書き 明治大学経営学部兼任講師
プロフィール 明治大学大学院修了、博士(文学)。日本古代文学専攻。古代日本文学における「交換・交易」についての研究を行う一方、琉球文学『遺老説伝』や韓国文学『三国遺事』の研究も行う。著書に『古代日本神話と水上交流』(三弥井書店)、『日本神話の男と女』(三弥井書店)、主な論文に「神話としての「一夜孕み」」、「『古事記』と交易の道」、「『常陸国風土記』に描かれた倭武天皇」、「『遠野物語』の中の蝦夷」などがある。
名前 立野 正裕
肩書き 明治大学名誉教授
プロフィール 福岡県生まれ。岩手県立遠野高校卒業後、明治大学文学部に入学。同大学文学部教員として英米文学と西洋文化史を研究。「道の精神史」を構想し、ヨーロッパへの旅を重ね続ける。著書に『精神のたたかい――非暴力主義の思想と文学』、『黄金の枝を求めて――ヨーロッパ思索の旅』、『世界文学の扉をひらく』(現在三巻まで刊行中)、『日本文学の扉をひらく』(第一巻刊行中)『紀行 失われたものの伝説』、『紀行 星の時間を旅して』、『洞窟の反響』、『未完なるものへの情熱』など。
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