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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-09-20 / 世界史 / 学内講座コード:17220044

中国「美女」の社会史5 新儒教時代の「美女」群像 宋元明時代

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
9月28日(木)、10月12日(木)、10月26日(木)、11月16日(木)、11月30日(木)、12月14日(木)
講座回数
6回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
14,000円
定員
40
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座趣旨】
中国史は「一治一乱」の言葉で表現されるように、上古から現代まで、王朝の興亡や権力の交代が激しく繰り返されてきました。この変転極まりない政治の裏側には、つねに個性的でしたたかな女たちがうごめき、歴史に彩りと厚みを与えました。彼女たちは多くの場合、「美女」であることによって権謀術数の渦巻く政治に弄ばれ、また時代を動かす一つの主役を演じました。本講座ではそうした女性群像を追いかけ、中国史のもつ奥行きや魅力に迫ります。
ここでいう「美女」とは、単なる外見だけでなく、内面の美しさ、知的輝き、個性的な言動によって時代に関わった女たちを含みます。時には小説などの世界からも登場してもらいます。一面的な「美女」史・女性史ではない中国史を模索していきます。今期は中国史の新時代、宋元明朝の女たちに焦点をあてます。


【講義概要】
第1回 9月28日(木) 中国近世の女性たち――宋代以降の女性の立場
宋代以降、新儒教と科挙官僚体制(君主独裁制)が確立するなかで、女たちの立場はどうなるかを概観する。

第2回 10月12日(木) 宋代の女詩人・李清照の波乱に富んだ人生
李清照は趙明誠との幸せな結婚生活のあと、北宋末期の動乱に巻き込まれる。
彼女はそのなかをどう毅然と生き抜いたか。

第3回 10月26日(木) 征服王朝時代の女たち――遼、金、モンゴル・元の時代
10世紀以降の征服王朝に登場し、宮廷を動かした非漢族系の女性たちの動静を通じて、時代の相を浮き彫りにする。

第4回 11月16日(木) 明代の宮廷を動かした女たち:正統帝の周妃や成化帝の万妃など
明の宮廷(後宮)には様々な女性が政治に介入した。その実態をたどり、権力構造の特質に迫る。

第5回 11月30日(木) 中国歴史小説のなかの女性の位置
三大演義『三国志』『西遊記』『水滸伝』は明代に完成した。そのなかで女たちがどう描かれたか、その違いと同質性を分析する。

第6回 12月14日(木) 明末を激しく生き抜いた女性――柳如是
妓女から身を起こし、美貌と才知で東林派のリーダー、銭謙益の側室となった柳如是。その激しい一生を追いかける。

備考

【教材】
レジュメ資料
(参考文献)井波律子著『破壊の女神 中国史の女たち』(新書館、1996年)1,400円(税込)

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 氣賀澤 保規
肩書き 元明治大学文学部教授、明治大学東アジア石刻文物研究所所長、(公財)東洋文庫研究員
プロフィール 博士(文学)。京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より現職。専門は、中国魏晋南北朝から隋唐時代にかけての政治社会文化史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞受賞)、『則天武后』(白帝社)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)「中国中世仏教石刻の研究」(勉誠出版)など。
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