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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-09-13 / 世界史 / 学内講座コード:17220043

隋唐帝国の社会と文化 ー中国の歴史11ー

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
9月21日(木)、10月 5日(木)、10月26日(木)、11月 9日(木)、11月30日(木)、12月 7日(木)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
14,000円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座趣旨】
中国悠久の歴史のなかで、ひときわ高くそびえるのが隋唐300年(581-907年)です。当時これに比肩するものはなく、そこに東アジア文化圏が成立しました。日本は、この巨大な王朝と向き合い、多くの文化を受け入れ、国の基を固めました。本講座では、時に前後の時代や周辺地域に踏み出し、隋唐国家の特質や構造を明らかにするとともに、広く中国史の諸問題にも論及します。講義では図像や史料、時には新発見の資料や一線の研究動向、歴史の裏側のエピソードなどを交えながら進めます。
今期は周辺民族の動向として隋唐史に関わる朝鮮三国史を概観した後、唐代の旅、隋唐期の軍事や官僚システムの諸問題、独自の位置を占める四川地域史などを取り上げます。その上で、歴史を育んだ現地に踏み出しませんか。具体的には講義の場で紹介します。


【講義概要】
第1回 9月21日(木) 隋唐時代の周辺国家――朝鮮三国史の展開
隋唐期の周辺民族を知る一環として、今期は朝鮮動向を中国史との関わりの中でとり上げる。

第2回 10月 5日(木) 唐代における旅と移動――関所や証明書(過所・公験)
唐代の旅とは何であったか。関所や身分証明書などを通じて移動の意味と旅の実態に迫る。

第3回 10月26日(木) 隋唐前期の軍事体制――府兵制と防人(ぼうじん)と衛士
隋唐国家を支えた軍事の柱=府兵制は日本にも影響を与えた。その制度の全容を明らかにし、兵士の実相に迫る。

第4回 11月 9日(木) 唐代の恋愛小説「遊仙窟」の世界と意義
「遊仙窟」は唐代最初の伝奇恋愛小説である。そのめくるめく世界に踏み込み、本書の歴史的意義を考える。

第5回 11月30日(木) 墓中壁画から読み解く時代の諸相
隋唐壁画には多くの生の時代情報が込められる。そこから人々の暮らしを浮き彫りにする。

第6回 12月 7日(木) 隋唐時代の四川:玄宗蒙塵(もうじん)の地、楊貴妃の故郷
三国蜀が拠った四川の地は、唐代、経済や文化が大きく発展し、唐朝を支えた。
その実態と背景を考える。

備考

【教材】
レジュメ資料
(参考文献)氣賀澤保規著『絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社、2006年)2,600円+税
(参考文献)氣賀澤保規著『則天武后』(講談社学術文庫、2016年)1,180円+税

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 氣賀澤 保規
肩書き 元明治大学文学部教授、明治大学東アジア石刻文物研究所所長、(公財)東洋文庫研究員
プロフィール 博士(文学)。京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より現職。専門は、中国魏晋南北朝から隋唐時代にかけての政治社会文化史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞受賞)、『則天武后』(白帝社)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)「中国中世仏教石刻の研究」(勉誠出版)など。
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