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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-10-02 / 世界史 / 学内講座コード:17220041

史料に触れ、史料を読む 明大アジア史講座No.26 アジア史研究で用いられるさまざまな史料をじっくりと読解します

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月10日(火)、10月24日(火)、11月 7日(火)、11月21日(火)、12月 5日(火)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
16,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座趣旨】
歴史学は、同時代に記された、あるいは遺された史料を発掘し、解読することによって、それぞれの時代に何が起き、人びとが何を考えて生活していたのかを明らかにする学問です。史料といっても、紙が作られる以前の中国では、木や竹に文字が記され、木簡・竹簡として遺されました。中国において開発された製紙法は、サマルカンドを経て8世紀にはアラビア世界に普及しました。「紙」というモノそのものも、アジアを起源としているのです。製紙法の発達によって、アジア諸王朝は、公文書に基づく官僚制を生み出しました。その結果、今日まで遺された膨大な公文書は、同時代の「史実」を我われに伝えています。また、人びとは石に文字を刻み、偉業を讃えたり、亡き人を弔いました。さらに、親から子へと語り継がれてきた話も貴重な口述史料です。このようなさまざまな史料を読解します。

【講義概要】
第1回 10月10日(火) 中国古代の文書行政のはじまりと文字の知識
中国古代の木簡・竹簡による文書行政とそれを支えた人々の文字知識を考察します。

第2回 10月24日(火) 木簡「名謁」を書いてみる
書道でおなじみの隷書体を漢代人と同じく木に書いて、古代の名刺の一種「名謁」を作ります。

第3回 11月 7日(火) モンゴル語と漢語のはざまで
モンゴル語の書写を基礎に、モンゴル帝国期中国の碑刻や文書から、当時の政治を明らかにします。

第4回 11月21日(火) 清時代の皇帝に対する上奏文を読む
満洲文と漢文で書かれた上奏文を読みながら、清朝の君主独裁体制の実態について考察してみます。

第5回 12月 5日(火) オスマン語(アラビア文字のトルコ語文法)の墓碑を読む
アラビア文字の基礎をおさえた上で、西北アナトリアに生活していた遊牧民が19世紀後半に遺した墓碑を読みます。

備考

【教材】
レジュメ資料
各講義時に配布します。
※教材費は受講料に含まれます。

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 江川 ひかり
肩書き コーディネータ・明治大学文学部教授
プロフィール 早稲田大学文学部卒業、お茶の水女子大学大学院修了後、立命館大学を経て、2009年より現職。専門は、トルコ近代史、19世紀オスマン帝国社会経済史。主著に『ワードマップ・イスラーム:社会生活・思想・歴史』(新曜社 共編著)、共著Yagci Bedir Yorukleri(2007『ヤージュ・ベディル遊牧民)、『19 世紀オスマン帝国北部中央ブルガリアの農村社会―タルノヴォ郡三村における農業経営と土地「売買」』『明大アジア史論集』13号(2009)など。
名前 髙村 武幸
肩書き 明治大学文学部准教授
プロフィール 明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。日本学術振興会特別研究員、慶應義塾・国士舘・日本大学等非常勤講師、三重大学人文学部准教授を経て現職。
名前 櫻井 智美
肩書き 明治大学文学部准教授
プロフィール 博士(文学)。京都大学文学部卒業。同大学院修了後、明治大学文学部専任講師を経て、2009年より現職。専門は、モンゴル帝国史・中国元代史。主な論著に、『中国近世社会の秩序形成』(岩井茂樹編、人文科学研究所、共著)、『クビライの華北支配の一形象―懐孟地区の祭祀と教育―』(駿台史学124)、『元大都的東岳廟建設与祭祀』(元史論叢13)がある。
名前 寺内 威太郎
肩書き 明治大学文学部教授
プロフィール 明治大学文学部、同大学院修了。明治大学文学部助手を経て現在に至る。専門は朝鮮近世史(17世紀以降)および近世朝中関係史。主著に朝鮮史研究会編『朝鮮の歴史』(共著、三省堂)、『植民地主義と歴史学』(共著、刀水書房)など。
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