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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-09-19 / 文学 / 学内講座コード:17220015

『大鏡』を読む(4) 平安時代の貴族たち

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
9月27日(水)、10月 4日(水)、10月18日(水)、10月25日(水)、11月 8日(水)、11月15日(水)、11月29日(水)
講座回数
7回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
16,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
本講座では、前回の続き「師尹伝」と「師輔伝」を読みます。「師尹伝」では敦明親王の東宮退位事件に紙幅が割かれます。世次の語りを聞いていた侍が異議を唱え、事件の真相を暴露するという構成になっており、歴史語りの多面性が窺われます。師尹は安和の変の首謀者とされることから、『大鏡』では一貫して否定的な描かれ方がされているといえます。また「師輔伝」では、道長の祖父にあたる師輔の一族がどのように発展したのか、女御安子の存在や安和の変、冷泉帝の出現などを軸に語られています。史実を踏まえ、『栄花物語』との違いを明確にしながら、道長の栄華への道のりを読んでいきたいと思います。

【講義概要】
第1回 9月27日(水) 「師尹伝」敦明親王の東宮退位事件(1)
世次が語る退位までの経緯

第2回 10月 4日(水) 「師尹伝」敦明親王の東宮退位事件(2)
侍の明かす事件の真相

第3回 10月18日(水) 「師尹伝」師尹の子孫たちのその後
堀河女御延子の嘆き、済時の娘たち

第4回 10月25日(水) 「師輔伝」弘徽殿女御安子
村上天皇の後宮と安子の人となり

第5回 11月 8日(水) 「師輔伝」安和の変と為平親王の悲劇
子の日の遊びと婉子女王の入内

第6回 11月15日(水) 「師輔伝」師輔の逸話と子孫たちの繁栄(1)
安子腹の皇女と貞観殿尚侍登子、高光の出家

第7回 11月29日(水) 「師輔伝」師輔の逸話と子孫たちの繁栄(2)
元方との双六、貫之の家を訪ねる逸話など

備考

【教材】
レジュメ資料

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 日向 一雅
肩書き 明治大学名誉教授、(一社)紫式部顕彰会理事、コーディネータ
プロフィール 東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。主要著書『源氏物語の準拠と話型』至文堂、『源氏物語その生活と文化』中央公論美術出版、『源氏物語 東アジア文化の 受容から創造へ』笠間書院、岩波新書『源氏物語の世界』など。
名前 高橋 麻織
肩書き 明治大学文学部兼任講師
プロフィール 1980年岐阜県生まれ。明治大学文学部卒。同大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。著書は『源氏物語の政治学ー史実・准拠・歴史物語ー』(笠間書院、2016年12月)。主要論文は「『源氏物語』桐壺院の〈院政〉確立―後三条朝における後宮と皇位継承の問題から―」(『日本文学』第58巻第9号、2009年9月)、「『源氏物語』冷泉帝主催の七夜の産養―平安時代における産養の史実から―」(『中古文学』第93号、2014年5月)など。
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