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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-09-13 / 文学 / 学内講座コード:17220014

源氏物語を読み直す(16)―歴史・文化史・文学史から― 宇治十帖の物語ー光源氏の子孫たち

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
9月21日(木)、 9月28日(木)、10月 5日(木)、10月12日(木)、10月26日(木)、11月 2日(木)、11月 9日(木)、11月16日(木)、11月30日(木)、12月 7日(木)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
23,000円
定員
40
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
本講座では源氏物語の歴史的文化史的背景を確かめ、日本文学史のみならず中国の文学作品との関わりも確認しつつ、源氏物語の深く多面的な世界を読み解いて行きたいと思います。源氏物語は「桐壺」巻から「幻」巻までの光源氏の生涯を語った物語を正編、光源氏の死後の子孫たちの物語を続編と呼んでいます。今期はその続編の物語を読んでいきます。その冒頭、「匂兵部卿」、「紅梅」、「竹河」巻と続く物語は、光源氏死後の光源氏家、旧太政大臣家、鬚黒家という、かつて権勢を競った家々のその後の動静を語りつつ、新しい主人公として薫を登場させます。その薫の恋物語の始発である「橋姫」巻を読み進めます。光源氏の物語とは様相を異にする物語をじっくり鑑賞したいと思います。

【講義概要】
第1回 9月21日(木) 光源氏家の子孫たちー光源氏の余慶(匂兵部卿巻)

第2回 9月28日(木) 薫と匂宮(匂兵部卿巻)

第3回 10月 5日(木) 旧太政大臣家の子孫たち(紅梅巻)

第4回 10月12日(木) 匂宮、真木柱の娘、宮の御方に執心する(紅梅巻)

第5回 10月26日(木) 鬚黒家の子孫たちー鬚黒の余殃(竹河巻)

第6回 11月 2日(木) 夕霧の息子、蔵人少将、玉鬘の娘、大君を恋する。大君は母玉鬘の意向で冷泉院に参る(竹河巻)

第7回 11月 9日(木) 八宮の不運な半生ー宇治十帖の始発(橋姫巻)

第8回 11月16日(木) 薫、道心深い八宮の話を聞き、宇治に八宮を訪ねる(橋姫巻)

第9回 11月30日(木) 薫、八宮の姫君たちをかいま見る。老女房、弁、薫に昔話をする(橋姫巻)

第10回 12月 7日(木) 薫、三たび宇治を訪ねる。八宮から姫君の後見を託される。弁、薫に出生の秘密を語る(橋姫巻)

備考

【教材】
・レジュメ資料
・『源氏物語』(匂兵部卿巻~橋姫巻)小学館、新潮社、岩波書店、角川書店などの『源氏物語』。原文であればどの出版社のものでもよい。※教材は、各自購入願います。

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 日向 一雅
肩書き 明治大学名誉教授、(一社)紫式部顕彰会理事、コーディネータ
プロフィール 東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。主要著書『源氏物語の準拠と話型』至文堂、『源氏物語その生活と文化』中央公論美術出版、『源氏物語 東アジア文化の 受容から創造へ』笠間書院、岩波新書『源氏物語の世界』など。
名前 高橋 麻織
肩書き 明治大学文学部兼任講師
プロフィール 1980年岐阜県生まれ。明治大学文学部卒。同大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。著書は『源氏物語の政治学ー史実・准拠・歴史物語ー』(笠間書院、2016年12月)。主要論文は「『源氏物語』桐壺院の〈院政〉確立―後三条朝における後宮と皇位継承の問題から―」(『日本文学』第58巻第9号、2009年9月)、「『源氏物語』冷泉帝主催の七夜の産養―平安時代における産養の史実から―」(『中古文学』第93号、2014年5月)など。
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