講座詳細情報
申し込み締切日:2017-07-14 / 文学 / 学内講座コード:17170006
白氏文集と源氏物語
- 開催日
- 7月22日(土)、 7月22日(土)、 7月24日(月)、 7月24日(月)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 10:30~15:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 4,000円
- 定員
- 150
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
源氏物語には、和歌のほかに、多くの漢籍引用が見られます。なかでも白氏文集(中唐・白居易)は、作者自ら一条天皇の后である彰子に進講していたことが、その日記によって知られています。当時の人々に愛好されていた白氏文集とはどのようなものであり、また紫式部はそれらをいかにして物語にとり入れたのでしょうか。また白居易の創作意欲を刺激した歴史的事象とは、実際、どのような出来事だったのでしょうか。今回は、白氏文集と源氏物語との関係について、中国古典文献学の研究者や中国・アジア史の研究者を交え、多角的な視点から、捉え直します。今回も講義時間の間に、質問用紙を通してフロアーとの交流を図りながら、テーマについて深めていく予定です。源氏物語に興味がある方はもちろん、当時の日本と中国、また白氏文集受容のあり方に興味がある方もぜひお気軽にご参加ください。
【申込方法】事前予約制となります(全席自由、先着150名)。
「お電話」か「右上(もしくは右下)の赤いボタン」からお申し込みください。
TEL 03-3296-4423
■この講座は「オープン講座」であり、会員以外の方でもご受講いただけます。
※ただし、会員になることはできません。
■受講料は、事前にお支払が必要です。
■会場: 駿河台キャンパス
※駿河台キャンパスは、JR「御茶ノ水駅」徒歩3分、丸ノ内線「御茶ノ水駅」徒歩3分、千代田線「新御茶ノ水駅」徒歩5分、新宿線・半蔵門線・三田線「神保町駅」徒歩5分です。
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【後援】千代田区
【講義概要】
第1回 7月22日(土) 源氏物語の白氏文集引用
源氏物語の多様な白氏文集引用のあり方についてお話します
第2回 7月22日(土) 紫式部が読んだ白氏文集
当時の人々が親しんだ白氏文集のありようについて文献学の観点からお話します。
第3回 7月24日(月) 玄宗と楊貴妃─長恨歌の背景─
長恨歌の題材である玄宗と楊貴妃の恋の始まりと結末を歴史的な観点からお話します。
第4回 7月24日(月) 長恨歌の恋と形代─桐壺巻と幻巻─
長恨歌に歌われる「転生」への誓いが物語では「形代」となる理由についてお話します。
源氏物語には、和歌のほかに、多くの漢籍引用が見られます。なかでも白氏文集(中唐・白居易)は、作者自ら一条天皇の后である彰子に進講していたことが、その日記によって知られています。当時の人々に愛好されていた白氏文集とはどのようなものであり、また紫式部はそれらをいかにして物語にとり入れたのでしょうか。また白居易の創作意欲を刺激した歴史的事象とは、実際、どのような出来事だったのでしょうか。今回は、白氏文集と源氏物語との関係について、中国古典文献学の研究者や中国・アジア史の研究者を交え、多角的な視点から、捉え直します。今回も講義時間の間に、質問用紙を通してフロアーとの交流を図りながら、テーマについて深めていく予定です。源氏物語に興味がある方はもちろん、当時の日本と中国、また白氏文集受容のあり方に興味がある方もぜひお気軽にご参加ください。
【申込方法】事前予約制となります(全席自由、先着150名)。
「お電話」か「右上(もしくは右下)の赤いボタン」からお申し込みください。
TEL 03-3296-4423
■この講座は「オープン講座」であり、会員以外の方でもご受講いただけます。
※ただし、会員になることはできません。
■受講料は、事前にお支払が必要です。
■会場: 駿河台キャンパス
※駿河台キャンパスは、JR「御茶ノ水駅」徒歩3分、丸ノ内線「御茶ノ水駅」徒歩3分、千代田線「新御茶ノ水駅」徒歩5分、新宿線・半蔵門線・三田線「神保町駅」徒歩5分です。
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【後援】千代田区
【講義概要】
第1回 7月22日(土) 源氏物語の白氏文集引用
源氏物語の多様な白氏文集引用のあり方についてお話します
第2回 7月22日(土) 紫式部が読んだ白氏文集
当時の人々が親しんだ白氏文集のありようについて文献学の観点からお話します。
第3回 7月24日(月) 玄宗と楊貴妃─長恨歌の背景─
長恨歌の題材である玄宗と楊貴妃の恋の始まりと結末を歴史的な観点からお話します。
第4回 7月24日(月) 長恨歌の恋と形代─桐壺巻と幻巻─
長恨歌に歌われる「転生」への誓いが物語では「形代」となる理由についてお話します。
講師陣
名前 | 湯淺 幸代 |
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肩書き | コーディネータ・明治大学文学部専任講師 |
プロフィール | 1975年福岡県生まれ。明治大学大学院博士後期課程修了。 博士(文学)。主な論文に「光源氏の六条院─源融と宇多上皇の河原院から─」(日向一雅編『源氏物語の礎』青簡舎、2012年)「朱雀院行幸の舞人・光源氏の菊の「かざし」─紅葉と菊の「かざし」の特性、及び対照性から─」(『日本文学』第56巻第9号、2007年9月)、「嵯峨天皇と「花宴」巻の桐壺帝―仁明朝に見る嵯峨朝復古の萩花宴を媒介として―」(『中古文学』第76号、2005年10月)がある。 |
名前 | 長瀬 由美 |
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肩書き | 都留文科大学 准教授 |
プロフィール | 1975年愛知県生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。 主な論文に、「平安時代の「長恨歌」受容と仏教─金沢文庫本『白氏文集』の訓から─」 (『白居易研究年報』2015年12月)、「『源氏物語』准拠の手法と唐代伝奇・中唐の文学観」(『中古文学』2015年6月)、「『源氏物語』と中唐白居易詩について」(『2014年 パリシンポジウム 源氏物語とポエジー』2015年5月)がある。 |
名前 | 神鷹 徳治 |
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肩書き | 明治大学文学部教授 |
プロフィール | 専門は中唐文学、とりわけ白楽天の『白氏文集』の文献調査。日本には中国より将来した原本を書き写した資料(旧鈔本)があり、これは宋刊本に勝るとも劣らないものである。それらを逐一研究し、中国文献学の資料を集めている。旧鈔本資料としては『白氏文集』の他に『文選』、『史記』および『論語』等があるので、今回の講座でこれらの資料も活用したい。 |
名前 | 氣賀澤 保規 |
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肩書き | 元明治大学文学部教授、明治大学東アジア石刻文物研究所所長、(公財)東洋文庫研究員 |
プロフィール | 博士(文学)。京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より現職。専門は、中国魏晋南北朝から隋唐時代にかけての政治社会文化史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞受賞)、『則天武后』(白帝社)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)「中国中世仏教石刻の研究」(勉誠出版)など。 |