講座詳細情報
申し込み締切日:2017-04-12 / 文学 / 学内講座コード:17120018
『万葉集』の世界 巻一を読む
- 開催日
- 4月20日(木)、 5月18日(木)、 6月 1日(木)、 6月15日(木)、 6月29日(木)、 7月 6日(木)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 13,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
『万葉集』は、奈良時代終わりに成立した、日本最古の和歌集です。さまざまな編集の段階を経て二十巻にまとめられたと考えられており、それぞれの巻で歌は年代順に配列されています。その巻一は公的な場でうたわれたとされる「雑歌」八四首からなり、巻頭は雄略天皇の妻問いの御製歌、それに続く二番歌は舒明天皇の国見歌となっています。何故雄略天皇から舒明天皇まで、十二代もの間を置いて歌が配列されたのか、説のわかれるところですが、そこには古代人の時間意識が反映されていると思われます。この講座では、そのような歌の配列や成立過程についても言及しながら、一首ずつ丁寧によみすすめ、万葉人の世界観について考えたいと思います。
【講義概要】
第1回 4月20日(木) 巻一の特色・雑歌(1)(一~四番歌)
一から四番までの歌をとりあげ、万葉集巻一の特色や配列について講述します。
第2回 5月18日(木) 雑歌(2)(五~一五番歌)
七から二一番までの歌をとりあげ、大和三山歌の詠まれた背景について講述します。
第3回 6月 1日(木) 雑歌(3)(一六~二一番歌)
一六から二一番までの歌をとりあげ、蒲生野遊猟歌の場について講述します。
第4回 6月15日(木) 雑歌(4)(二二~三三番歌)
二二から三三番までの歌をとりあげ、近江荒都歌と古代人の時間意識について講述します。
第5回 6月29日(木) 雑歌(5)(三四~三九番歌)
三四から三九番までの歌をとりあげ、吉野讃歌のうたわれた背景について講述します。
第6回 7月 6日(木) 春期のまとめ
改めて問題となった歌をとりあげながら、万葉第一期の歌人について講述します。
『万葉集』は、奈良時代終わりに成立した、日本最古の和歌集です。さまざまな編集の段階を経て二十巻にまとめられたと考えられており、それぞれの巻で歌は年代順に配列されています。その巻一は公的な場でうたわれたとされる「雑歌」八四首からなり、巻頭は雄略天皇の妻問いの御製歌、それに続く二番歌は舒明天皇の国見歌となっています。何故雄略天皇から舒明天皇まで、十二代もの間を置いて歌が配列されたのか、説のわかれるところですが、そこには古代人の時間意識が反映されていると思われます。この講座では、そのような歌の配列や成立過程についても言及しながら、一首ずつ丁寧によみすすめ、万葉人の世界観について考えたいと思います。
【講義概要】
第1回 4月20日(木) 巻一の特色・雑歌(1)(一~四番歌)
一から四番までの歌をとりあげ、万葉集巻一の特色や配列について講述します。
第2回 5月18日(木) 雑歌(2)(五~一五番歌)
七から二一番までの歌をとりあげ、大和三山歌の詠まれた背景について講述します。
第3回 6月 1日(木) 雑歌(3)(一六~二一番歌)
一六から二一番までの歌をとりあげ、蒲生野遊猟歌の場について講述します。
第4回 6月15日(木) 雑歌(4)(二二~三三番歌)
二二から三三番までの歌をとりあげ、近江荒都歌と古代人の時間意識について講述します。
第5回 6月29日(木) 雑歌(5)(三四~三九番歌)
三四から三九番までの歌をとりあげ、吉野讃歌のうたわれた背景について講述します。
第6回 7月 6日(木) 春期のまとめ
改めて問題となった歌をとりあげながら、万葉第一期の歌人について講述します。
備考
【教材】
・レジュメ資料
・中西進『万葉集』全訳注・原文付(一)(講談社学術文庫、1978年)690円+税
※教材は、各自購入願います。
・レジュメ資料
・中西進『万葉集』全訳注・原文付(一)(講談社学術文庫、1978年)690円+税
※教材は、各自購入願います。
講師陣
名前 | 岡本 彰子(堂野前 彰子) |
---|---|
肩書き | 明治大学経営学部兼任講師 |
プロフィール | 明治大学大学院修了、博士(文学)。日本古代文学専攻。古代日本文学における「交換・交易」についての研究を行う一方、琉球文学『遺老説伝』や韓国文学『三国遺事』の研究も行う。著書に『古代日本神話と水上交流』(三弥井書店)、『日本神話の男と女』(三弥井書店)、主な論文に「神話としての「一夜孕み」」、「『古事記』と交易の道」、「『常陸国風土記』に描かれた倭武天皇」、「『遠野物語』の中の蝦夷」などがある。 |