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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-05-01 / 文学 / 学内講座コード:17120017

『遠野物語』を読む

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月 9日(火)、 5月23日(火)、 6月 6日(火)、 6月20日(火)、 7月 4日(火)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
11,000円
定員
40
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
「願はくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ」とその序文で高らかに宣言されたそのままに、今なお私たちを感銘させてやまない『遠野物語』。その民俗学の記念碑的書物である『遠野物語』をテキストに取り上げ、遠野の民俗、風習、習慣などについて考えます。全五回のうち、第三回目は全体像について講述し、それ以外の四回はテーマごとにテキストを読み進め、時に他地域との比較を行いながら、『遠野物語』の世界を明らかにしたいと思います。神話と物語の間に成り立つその世界像を知ることは、東北文化の再認識にも繋がることでしょう。

【講義概要】
第1回 5月 9日(火) 111~114話 ダンノハナ
姥捨ての地でもあったダンノハナ。ダンノハナと共同体の関係について考えます。

第2回 5月23日(火) 115~118話 ヤマハハ
昔話に多く見られる山姥伝承と『物語』のヤマハハ伝承の比較から、『物語』の世界について考えます。

第3回 6月 6日(火) 四十八坂で妻に出会った話
夫の帰宅を待ちわびた妻の魂が五体を離脱し、狐に憑依して夫を出迎える。民俗学的想像力における情愛について。

第4回 6月20日(火) 119話 獅子踊り
遠野郷のみならず、岩手につたわる鹿踊りについて講述します。

第5回 7月 4日(火) まとめ
『物語』の世界観について講述します。

備考

【教材】
レジュメ資料
柳田国男著『新版遠野物語』(角川ソフィア文庫、2004年)520円+税
※教材は各自購入願います。

講師陣

名前 岡本 彰子(堂野前 彰子)
肩書き 明治大学経営学部兼任講師
プロフィール 明治大学大学院修了、博士(文学)。日本古代文学専攻。古代日本文学における「交換・交易」についての研究を行う一方、琉球文学『遺老説伝』や韓国文学『三国遺事』の研究も行う。著書に『古代日本神話と水上交流』(三弥井書店)、『日本神話の男と女』(三弥井書店)、主な論文に「神話としての「一夜孕み」」、「『古事記』と交易の道」、「『常陸国風土記』に描かれた倭武天皇」、「『遠野物語』の中の蝦夷」などがある。
名前 立野 正裕
肩書き 明治大学文学部教授
プロフィール 福岡県生まれ。岩手県立遠野高校卒業後、明治大学文学部に入学。同大学文学部教員として英米文学と西洋文化史を研究。「道の精神史」を構想し、ヨーロッパへの旅を重ね続ける。著書に『精神のたたかい――非暴力主義の思想と文学』、『黄金の枝を求めて――ヨーロッパ思索の旅』、『世界文学の扉をひらく』(現在三巻まで刊行中)、『日本文学の扉をひらく』(第一巻刊行中)『紀行 失われたものの伝説』、『紀行 星の時間を旅して』、『洞窟の反響』、『未完なるものへの情熱』など。
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