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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-05-09 / 文学 / 学内講座コード:17120014

『大鏡』を読む(3) 平安時代の貴族たち

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月17日(水)、 5月31日(水)、 6月14日(水)、 6月28日(水)、 7月12日(水)
講座回数
5回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
11,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
本講座では、前回の続き「実頼伝」から「師尹伝」を読みます。実頼は道長の祖父師輔の異母兄にあたる人物で、実頼を祖とする小野宮流は実資や頼忠、公任らを輩出し、『大鏡』にはそれぞれの逸話が収められています。
一方、師輔の弟にあたる師尹は、安和の変の首謀者とされるため、否定的な描かれ方がなされていると先行研究で指摘されてきました。「師尹伝」には、外孫八の宮の暗愚譚や、敦明親王の東宮退位事件など、印象的な逸話があります。道長が権力を握るまでの道のりを『大鏡』はどのように描き出しているのでしょうか。摂関職をめぐる熾烈な政権争いを楽しみつつ、読んでいきたいと思います。

【講義概要】
第1回 5月17日(水) 実頼と稲荷明神、能筆家佐理
―「実頼伝」を読む(1)―

第2回 5月31日(水) 実資の逸話とよそ人関白頼忠の嘆き
―「実頼伝」を読む(2)・「頼忠伝」を読む(1)―

第3回 6月14日(水) 公任と道長との競射、三船の誉れの逸話
―「頼忠伝」を読む(2)―

第4回 6月28日(水) 女御芳子と済時、八の宮の暗愚譚
―「師尹伝」を読む(1)―

第5回 7月12日(水) 敦明親王の東宮退位事件
―「師尹伝」を読む(2)―

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 高橋 麻織
肩書き 明治大学文学部兼任講師
プロフィール 1980年岐阜県生まれ。明治大学文学部卒。同大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。主な論文に、「『源氏物語』冷泉朝始発における光源氏の政治構想―冷泉帝の元服と後宮政策から―」(『中古文学』第81号、2008年)、「『源氏物語』桐壺院の〈院政〉確立―後三条朝における後宮と皇位継承の問題から―」(『日本文学』第58巻第9号、2009年)、「「帝の御妻をも過つたぐひ」―『源氏物語』から歴史物語へ」(日向一雅編『源氏物語の礎』青簡社、2012年)などがある。
名前 日向 一雅
肩書き 元明治大学文学部教授、(一社)紫式部顕彰会理事
プロフィール 東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。主要著書『源氏物語の準拠と話型』至文堂、『源氏物語その生活と文化』中央公論美術出版、『源氏物語 東アジア文化の 受容から創造へ』笠間書院、岩波新書『源氏物語の世界』など。
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