講座詳細情報
申し込み締切日:2016-09-30 / 世界史 / 学内講座コード:16220042
モノから見た日本・東南アジア関係史 “王様”からコンビニエンスストアへ
- 開催日
- 10月 8日(土)、10月15日(土)、10月22日(土)、10月29日(土)、11月12日(土)、11月19日(土)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 16:00~17:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 13,000円
- 定員
- 15
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座趣旨】
本講座の目的は、日本と東南アジアの関係史を特定の「モノ」に焦点を当てて描くことです。歴史を記述する際に、もっとも一般的な方法は「王様の交代」、つまり権力者の交替を区切りにして描く方法(「断代史」)です。しかし、これでは実際の経済の営み、言葉を換えて言えば、人々の生活の変化を描くことができません。そこで、日本と東南アジアの間を行き来した、伝統的な商品である金属(銀、鉛など)に始まり、東南アジアの代表的な資源である天然ゴム、石油、また工業製品と「モノ」の変化を通じて、さらにはサービス産業まで、両地域の関係の変化を見ようと思います。このアプローチを取ることによって、戦国時代の末期から現代にいたる日本と東南アジアの関係の変化が見えてきます。
【講義概要】
第1回 10月 8日(土) 金属・鉄炮・生糸
日本と東南アジアの関係の始まりとも言える戦国時代末期の関係について金属を中心に見ます。
第2回 10月15日(土) 丸太・木材・製材・ココヤシ
東南アジアの代表的な輸出品の1つが熱帯雨林とココヤシです。しかし、前者は丸太、木材、製材とかたちを変えてきています。
第3回 10月22日(土) 天然ゴムとオイルパーム(アブラヤシ)
19世紀後半以降主要な輸出品となった天然ゴム、1960年代にはいるとそれがオイルパームに取って変わられます。
第4回 10月29日(土) 石油と液化天然ガス
マレーシア、インドネシア、ブルネイという石油産出国を擁する東南アジア。日本にとって戦前から今日まで重要な役割を果たしています。
第5回 11月12日(土) 電子製品と自動車
東南アジア諸国の工業化の進展に伴い、日本はこれらの国々から工業製品を「輸入」する関係に変わります。
第6回 11月19日(土) モノからサービスへ
日本と東南アジアの関係は「モノ」で深く結びついていましたが、近年大きく変化しようとしています。人、文化、情報、そしてサービス産業と変化しました。
本講座の目的は、日本と東南アジアの関係史を特定の「モノ」に焦点を当てて描くことです。歴史を記述する際に、もっとも一般的な方法は「王様の交代」、つまり権力者の交替を区切りにして描く方法(「断代史」)です。しかし、これでは実際の経済の営み、言葉を換えて言えば、人々の生活の変化を描くことができません。そこで、日本と東南アジアの間を行き来した、伝統的な商品である金属(銀、鉛など)に始まり、東南アジアの代表的な資源である天然ゴム、石油、また工業製品と「モノ」の変化を通じて、さらにはサービス産業まで、両地域の関係の変化を見ようと思います。このアプローチを取ることによって、戦国時代の末期から現代にいたる日本と東南アジアの関係の変化が見えてきます。
【講義概要】
第1回 10月 8日(土) 金属・鉄炮・生糸
日本と東南アジアの関係の始まりとも言える戦国時代末期の関係について金属を中心に見ます。
第2回 10月15日(土) 丸太・木材・製材・ココヤシ
東南アジアの代表的な輸出品の1つが熱帯雨林とココヤシです。しかし、前者は丸太、木材、製材とかたちを変えてきています。
第3回 10月22日(土) 天然ゴムとオイルパーム(アブラヤシ)
19世紀後半以降主要な輸出品となった天然ゴム、1960年代にはいるとそれがオイルパームに取って変わられます。
第4回 10月29日(土) 石油と液化天然ガス
マレーシア、インドネシア、ブルネイという石油産出国を擁する東南アジア。日本にとって戦前から今日まで重要な役割を果たしています。
第5回 11月12日(土) 電子製品と自動車
東南アジア諸国の工業化の進展に伴い、日本はこれらの国々から工業製品を「輸入」する関係に変わります。
第6回 11月19日(土) モノからサービスへ
日本と東南アジアの関係は「モノ」で深く結びついていましたが、近年大きく変化しようとしています。人、文化、情報、そしてサービス産業と変化しました。
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 鳥居 高 |
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肩書き | 明治大学商学部教授、大学院・教養デザイン研究科担当、地域連携推進センター長 |
プロフィール | 中央大学法学部卒業。研究分野は政治学・地域研究、多民族国家における政治・経済システムの研究。主に東南アジア、特に、海に浮かぶイスラーム世界・島嶼部東南アジアの政治経済と近現代史を専門とする。主な著書・論文として、『アジア中間層の生成と特質』(共編著・アジア経済研究所・2002年)など。 |