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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-09-21 / 世界史 / 学内講座コード:16220040

隋唐帝国の社会と文化 ―中国の歴史9―

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
9月29日(木)、10月13日(木)、10月27日(木)、11月10日(木)、11月24日(木)、12月 1日(木)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
14,000円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座趣旨】
中国悠久の歴史のなかで、ひときわ高くそびえるのが隋唐300年(581-907年)です。当時の世界で比肩するものはなく、そこに東アジア文化圏が成立しました。まだ未成熟であった日本は、この巨大な王朝と向き合い、多くの文物を吸収し、国の基を整えました。この隋唐王朝とはどのような国家であったのか、その時代の内側に踏み込み、国家のシステムから社会の仕組み、文化の特質や人々の暮らしぶりなど取り上げながら、新たな時代像の構築を目指します。講義では図像(映像)や史料、時には新発見の資料や一線の研究動向、歴史の裏側のエピソードなどを交えながら進めます。
今期は、これまで取り上げられなかった北アジアなど周辺民族動向、仏教以外の諸宗教、シルクロードの敦煌、当時の「旅」など諸方面から、この時代の特質に迫ります。その上で、歴史を育んだ現地に踏み出しませんか。具体的には講義の場で提案させていただきます。

【特記事項】
写真:1900年発見当時の敦煌文書(於・莫高窟)

【講義概要】
第1回 9月29日(木) 隋唐時代の周辺諸民族の歴史とその源流
隋唐王朝には様々な民族出身者が活躍した。このことを手がかりに、当時の周辺民族の全貌を概説する。

第2回 10月13日(木) 隋唐社会文化史の概論1――道教を中心に
隋唐時代は宗教の時代でもあった。道教や気の思想を概観する中でその宗教的特質に迫る。

第3回 10月27日(木) 隋唐社会文化史の概論2――外来宗教を中心に
唐代における景教(ネストリウス派)、祆教(ゾロアスター教)、イスラム教の受容の流れを明らかにする。

第4回 11月10日(木) 唐代敦煌と「敦煌文書」の世界1
敦煌は漢代以来、西方に開かれた門戸となる。その地には多くの石窟が開かれ、大量の文書が残された。

第5回 11月24日(木) 唐代敦煌と「敦煌文書」の世界2
2回にわたって石窟の歴史的変容、文書の全容を関わらせながら、敦煌の歴史と位置を概観する。

第6回 12月 1日(木) 唐代における旅と移動――関所や身分証明書(過所・公験)
唐代における旅とは何であったか。関所の所在や身分証明書などを通じて移動の意味と旅の実態に迫る。

備考

【教材】
レジュメ資料
参考文献:氣賀澤保規著『絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社・2005年・2,600円+税)

講師陣

名前 氣賀澤 保規
肩書き 元明治大学文学部教授、東アジア石刻文物研究所所長、東洋文庫研究員
プロフィール 博士(文学)。京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より現職。専門は、中国魏晋南北朝から隋唐時代にかけての政治社会文化史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞受賞)、『則天武后』(白帝社)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)「中国中世仏教石刻の研究」(勉誠出版)など。
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