講座詳細情報
申し込み締切日:2016-10-10 / 世界史 / 学内講座コード:16220039
アジア史悪人列伝 明大アジア史講座No.24
- 開催日
- 10月18日(火)、10月25日(火)、11月 8日(火)、11月15日(火)、11月22日(火)、11月29日(火)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 18,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座趣旨】
アジア史には数多くの人物が登場するが、その中には在世当時から、あるいは後世になって「悪人」と指弾される人物も少なくない。では、そもそもそんな人々がなぜ活躍できたのか、ということになると、意外とよくわかっていないことが多い。そこには単に個人的な資質として悪賢かった、王朝がゆらいで隙があったなどというにとどまらず、そうした人々が存分に活動できる様々な社会的・制度的な条件がそろっていたのではないか。また、善悪の価値判断は、記録する側の思惑で決められたり、記録が作られた時代の価値観によって大きく変化することは珍しくない。ある立場を正統とする歴史観のもとでは別の立場は異端とされがちである。そこで本講座では、アジアの歴史を広い視野から考える試みのひとつとして、各時代・地域の歴史上の「悪人」をとりあげ、歴史的背景や、「悪人」を記載した史料の性格を十分に視野に入れて検討してみたい。
【講義概要】
第1回 10月18日(火) 朝鮮王朝第15代国王光海君
暴君としてクーデタで廃された光海君。彼の実像を当時の国内情勢と国際環境に焦点を当てて探る。
第2回 10月25日(火) 董卓と後漢崩壊
『三国志』の憎まれ役・董卓。彼はなぜ漢王朝を崩壊に導くこととなったのかをさぐる。
第3回 11月 8日(火) 隋の煬帝
陰謀をめぐらせて帝位を奪い取り、隋朝を亡国に導いた「稀代の暴君」の実像を解き明かす。
第4回 11月15日(火) モンゴル帝国の奸臣アフマド
クビライ時期のモンゴル帝国の財政を掌握し権勢を誇った奸臣アフマドの実態に迫る。
第5回 11月22日(火) 洪憲皇帝袁世凱
中国国民党からも中国共産党からも批判される「軍閥」袁世凱。彼は皇帝即位で何をめざしたのか。
第6回 11月29日(火) オスマン帝国をゆるがした「ドラキュラ」とキョセム母后
「ドラキュラ」のモデル、ヴラド串刺し公と後宮(ハレム)で政治を動かしたキョセム母后からオスマン史の国際関係・国内政治の内実をさぐる。
アジア史には数多くの人物が登場するが、その中には在世当時から、あるいは後世になって「悪人」と指弾される人物も少なくない。では、そもそもそんな人々がなぜ活躍できたのか、ということになると、意外とよくわかっていないことが多い。そこには単に個人的な資質として悪賢かった、王朝がゆらいで隙があったなどというにとどまらず、そうした人々が存分に活動できる様々な社会的・制度的な条件がそろっていたのではないか。また、善悪の価値判断は、記録する側の思惑で決められたり、記録が作られた時代の価値観によって大きく変化することは珍しくない。ある立場を正統とする歴史観のもとでは別の立場は異端とされがちである。そこで本講座では、アジアの歴史を広い視野から考える試みのひとつとして、各時代・地域の歴史上の「悪人」をとりあげ、歴史的背景や、「悪人」を記載した史料の性格を十分に視野に入れて検討してみたい。
【講義概要】
第1回 10月18日(火) 朝鮮王朝第15代国王光海君
暴君としてクーデタで廃された光海君。彼の実像を当時の国内情勢と国際環境に焦点を当てて探る。
第2回 10月25日(火) 董卓と後漢崩壊
『三国志』の憎まれ役・董卓。彼はなぜ漢王朝を崩壊に導くこととなったのかをさぐる。
第3回 11月 8日(火) 隋の煬帝
陰謀をめぐらせて帝位を奪い取り、隋朝を亡国に導いた「稀代の暴君」の実像を解き明かす。
第4回 11月15日(火) モンゴル帝国の奸臣アフマド
クビライ時期のモンゴル帝国の財政を掌握し権勢を誇った奸臣アフマドの実態に迫る。
第5回 11月22日(火) 洪憲皇帝袁世凱
中国国民党からも中国共産党からも批判される「軍閥」袁世凱。彼は皇帝即位で何をめざしたのか。
第6回 11月29日(火) オスマン帝国をゆるがした「ドラキュラ」とキョセム母后
「ドラキュラ」のモデル、ヴラド串刺し公と後宮(ハレム)で政治を動かしたキョセム母后からオスマン史の国際関係・国内政治の内実をさぐる。
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 寺内 威太郎 |
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肩書き | 明治大学文学部教授 |
プロフィール | 明治大学文学部、同大学院修了。明治大学文学部助手を経て現在に至る。専門は朝鮮近世史(17世紀以降)および近世朝中関係史。主著に朝鮮史研究会編『朝鮮の歴史』(共著、三省堂)、『植民地主義と歴史学』(共著、刀水書房)など。 |
名前 | 髙村 武幸 |
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肩書き | 明治大学文学部准教授 |
プロフィール | 明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。日本学術振興会特別研究員、慶應義塾・国士舘・日本大学等非常勤講師、三重大学人文学部准教授を経て現職。 |
名前 | 梶山 智史 |
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肩書き | 明治大学文学部史学地理学科アジア史専攻専任助教 |
プロフィール | 明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。埼玉大学非常勤講師、東京大学史料編纂所特任研究員、明治大学・青山学院大学兼任講師を経て現職。 |
名前 | 櫻井 智美 |
---|---|
肩書き | 明治大学文学部准教授 |
プロフィール | 博士(文学)。京都大学文学部卒業。同大学院修了後、明治大学文学部専任講師を経て、2009年より現職。専門は、モンゴル帝国史・中国元代史。主な論著に、『中国近世社会の秩序形成』(岩井茂樹編、人文科学研究所、共著)、『クビライの華北支配の一形象―懐孟地区の祭祀と教育―』(駿台史学124)、『元大都的東岳廟建設与祭祀』(元史論叢13)がある。 |
名前 | 高田 幸男 |
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肩書き | 明治大学文学部教授・明治大学史資料センター副所長 |
プロフィール | 昭和36年東京生まれ。昭和58年明治大学文学部卒、平成5年同大学院博士後期課程退学。昭和62年~平成元年中国南京大学に留学。専門は中国近現代史、中国江南地域社会史、中国近代教育史。 |
名前 | 江川 ひかり |
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肩書き | 明治大学文学部教授 |
プロフィール | 早稲田大学文学部卒業、お茶の水女子大学大学院修了後、立命館大学を経て、2009年より現職。専門は、トルコ近代史、19世紀オスマン帝国社会経済史。主著に『ワードマップ・イスラーム:社会生活・思想・歴史』(新曜社 共編著)、共著Yagci Bedir Yorukleri(2007『ヤージュ・ベディル遊牧民)、『19 世紀オスマン帝国北部中央ブルガリアの農村社会―タルノヴォ郡三村における農業経営と土地「売買」』『明大アジア史論集』13号(2009)など。 |