講座詳細情報
申し込み締切日:2016-09-15 / 文学 / 学内講座コード:16220013
『万葉集』の世界 巻十四を読む
- 開催日
- 9月23日(金)、10月14日(金)、10月28日(金)、11月11日(金)、11月25日(金)、12月 9日(金)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 17:00~18:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 13,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
巻十四は、巻十三と連れだつ歌巻で、前者が中央の長歌集であることに対し、東国の短歌集になっています。古代国郡図式によって五部立(雑歌・相聞・譬喩歌・防人歌・挽歌)のもとに歌が集められていて、それぞれ国土判明歌と未勘国歌にわかれています。未勘国歌といっても、国土判明歌同様、東海道及び東山道の、伊勢・尾張・三河・美濃を除く、「中国」と「遠国」からなっていることは明らかであり、それは大和風に対する東国風への関心から編まれたことを示しています。東国方言で詠まれた素朴な東歌からは、当時の人々の実生活がうかがえます。そのような東歌を、時に中央の歌と比較しながら味わい、東国の風土について考えたいと思います。
【講義概要】
第1回 9月23日(金) 巻十四の成立と国土判明歌の雑歌
巻十四の成立について講述します。
第2回 10月14日(金) 国土判明歌の相聞(1)
国土判明歌の相聞から万葉人の恋について考えます。
第3回 10月28日(金) 国土判明歌の相聞(2)・譬喩歌
国土判明歌の相聞・譬喩歌から万葉人の恋について考えます。
第4回 11月11日(金) 未勘国歌の雑歌・相聞(1)
未勘国歌の雑歌・相聞から当時の人々のくらしについて考えます。
第5回 11月25日(金) 未勘国歌の相聞(2)
未勘国歌の相聞から万葉人の恋について考えます。
第6回 12月 9日(金) 未勘国歌の防人歌・譬喩歌・挽歌
未勘国歌の防人歌・譬喩歌・挽歌から東国の風土について考えます。
巻十四は、巻十三と連れだつ歌巻で、前者が中央の長歌集であることに対し、東国の短歌集になっています。古代国郡図式によって五部立(雑歌・相聞・譬喩歌・防人歌・挽歌)のもとに歌が集められていて、それぞれ国土判明歌と未勘国歌にわかれています。未勘国歌といっても、国土判明歌同様、東海道及び東山道の、伊勢・尾張・三河・美濃を除く、「中国」と「遠国」からなっていることは明らかであり、それは大和風に対する東国風への関心から編まれたことを示しています。東国方言で詠まれた素朴な東歌からは、当時の人々の実生活がうかがえます。そのような東歌を、時に中央の歌と比較しながら味わい、東国の風土について考えたいと思います。
【講義概要】
第1回 9月23日(金) 巻十四の成立と国土判明歌の雑歌
巻十四の成立について講述します。
第2回 10月14日(金) 国土判明歌の相聞(1)
国土判明歌の相聞から万葉人の恋について考えます。
第3回 10月28日(金) 国土判明歌の相聞(2)・譬喩歌
国土判明歌の相聞・譬喩歌から万葉人の恋について考えます。
第4回 11月11日(金) 未勘国歌の雑歌・相聞(1)
未勘国歌の雑歌・相聞から当時の人々のくらしについて考えます。
第5回 11月25日(金) 未勘国歌の相聞(2)
未勘国歌の相聞から万葉人の恋について考えます。
第6回 12月 9日(金) 未勘国歌の防人歌・譬喩歌・挽歌
未勘国歌の防人歌・譬喩歌・挽歌から東国の風土について考えます。
備考
【教材】
レジュメ資料、
※使用する教材は講座の中で指示します。
レジュメ資料、
※使用する教材は講座の中で指示します。
講師陣
名前 | 堂野前 彰子 |
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肩書き | 明治大学経営学部兼任講師 |
プロフィール | 明治大学大学院修了、博士(文学)。日本古代文学専攻。古代日本文学における「性」及び「交換・交易」についての研究を行う一方、琉球文学『遺老説伝』や韓国文学『三国遺事』の研究も行う。著書に『日本神話の男と女』(三弥井書店)、主な論文に「神話としての「一夜孕み」」、「移動する神と人」、「『古事記』と交易の道」、「『常陸国風土記』に描かれた倭武天皇」、「『遠野物語』の中の蝦夷」などがある。 |